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![]() ![]() ![]() 1931-33の《白い馬の像》は、背中を矢で射られた半人半馬のケンタウロスが女性を抱えている画で、この期の作品としては特異である。この画には、象徴性が感じられ、↑の中央の《矢》として1952年に書き直されている。 2.帰国直後・戦中 1923-35: 1936年の《神話》は色彩が美しい象徴画であるが、↑中央上の《花の像》1937は、幻想的で平面的な作品で、深みのある赤が目立つ。↑右上の《潮騒(夜明け)》は、深い青を基調としているが、これも平面的で幻想的である。 1944年の《葬送》という画が印象深かった。白い煙が谷間から立ち上り、大勢の小さな黒い影がそれを見守っている。1942年の《銃》は、三本ずつお互いに立てかけられた銃が二組。これらは戦争時代のテーマであるが、戦争に対する複雑な感情が内蔵されているようである。 3.戦後 1948-55: この時期には、風景・人物・静物といった画題を、造形要素や色彩に分割し、これを再構成するようになってきている。↑中段右の《白痴の愛(あやこ)》では、具象から抽象に移行しつつある。1954年の《牛の頭》は、まだ具象性が残り、白色が目に焼きつく。チケットの《孤独者のすまい》1955も、具象と抽象の間にある。 4.後期 1956-68: ここでは朦朧とした抽象画が多くなっている。↑の下段左の《水田を飛ぶカーチス式飛行機》などは、タイトルとの解離が著しい。ただこの時期の作品でも、小さな作品は具象的であり、山口は展覧会用作品と個人用作品を切り分けていたのかも知れない。 ![]() 美術散歩 管理人 とら HP
by cardiacsurgery
| 2008-11-21 22:27
| 国内アート
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