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この展覧会は3度目。前期、講演会に続いて、今回は後期。
1.洛中洛外図(歴博甲本): 11月18-30日の展示だからマダ。以前に歴博で観ているのでまあ良いとする。 3.観能図(神戸市立博物館蔵): 御簾の中の天皇や金扇を持った秀吉が確認できるが、面白いのは観客に南蛮人が沢山いることである。その後の鎖国のことなど当時は夢にも思っていない。長いキセルで観客は喫煙。その後の場内禁煙のことなど夢にも思っていない。 9.北野社頭図(細見美術館蔵): 隣りに展示されている《四条河原遊楽図》(個人蔵)と対幅らしいという説明である。なるほど、絵全体の雰囲気が似ているし、双眼鏡で確認すると同じ朱印が押されている。印の位置から、細見蔵が右隻、個人蔵が左隻である。 両者をつぶさに見ていると、面白いことに気付いた。両者に非常に似た「盆庭」が描かれている。足つきで、色模様や樹も良く似ている。同じものを見て描いたのだろう。↓が右隻、↓↓が左隻。 11.遊楽人物図(細見美術館蔵): これは立派。《彦根屏風》と酷似しているこの屏風は今回の華。 21.江戸名所遊楽図(細見美術館蔵): 最も古い江戸名所遊楽図だそうだが、保存状態が良く、ゆたかな色彩を楽しめる。 22.大阪冬の陣(東博蔵): 右隻は前期から出ていたが、左隻が出て、両者が並ぶのは6日間のみ。今回の左隻に大阪城の天守閣なども描かれているのだから、前期だけしか見られなかった方には不満が残るだろう。 両者をみて初めて気付いたことの一例をあげる。前期に右隻を見た時には、全体が持久戦のダレ模様のような気がして、左下方の戦闘らしきものを見逃していた。左隻と並べてみると、両者の濠が繋がっており、左隻右下部の橋を渡る侍が生首を提げている↓ことに気がついた。あわてて右隻を見直すと、激戦が描かれており、切られた首や膝から鮮血が飛び散っている↓↓でなないか。 このように細かいところを見だすと、いくら時間があっても足りない。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2008-11-16 11:04
| 国内アート
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