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以前、《ワイン色のセーター》が損保ジャパン東郷青児美術館大賞を取った時に観にいこうと思っていたが、見逃してしまった。そういう意味で今回の展覧会はありがたかった。
1986年の《蟻さん見つけた》は、ほほえましい子供の画。1990年の《孤屋》は、逆光に輝く2頭の馬が美しい。 その後、1990年代の作品には、駅や線路を俯瞰した作品が増えてくる。このような画には人間がほとんど登場しない。《乗り継ぎ駅・夜明け》は、まるで鉄道博物館のジオラマのようだ。父親が鉄道関係の仕事だったことと関係があるのだろうか。 ときどき美しい花の画が混ざるので、ほっとする。 一方、風景のほうはあまりにも静寂。2000年の《残された家》は、まるでホッパーの画を見るようである。2002年の《橋》、《ダウンタウン》の分かれ道にも、人間の活動がほとんど感じられない。 2000年代になると、はっきりとした色彩をアクセントとする女性像が出てくる。前述の《ワイン色のセーター》や《待つ》のワイン色の服装、《カフェ》の青いズボン、《赤い部屋》の赤いソファー・カバー、《芽生え》のピンクのマフラー、チラシの《中庭》のピンクの上着。カラリストというべきなのだろう。 1976年に、池口小太郎(堺屋太一)氏と結婚。氏が週刊朝日に連載された「今日とちがう明日」の挿絵原図が、何枚も出ていた。どれも味のある小品だった。 全体として、「静寂」の次ぎにくるものは「色彩」のように感じたが、展覧会の副題の「静寂の次」には、もっと深い意味があるのだろうか。 美術散歩 管理人 とら HP
by cardiacsurgery
| 2008-11-09 19:00
| 現代アート(国内)
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