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パリ国立ピカソ美術館が工事中ということで、大量のピカソが東京に来ている。国立新美術館に約170点、サントリー美術館に約60点、合計230点だから豪勢なものである。もっとも油彩だけとってみるとそれほど多いとはいうわけではなく、あまり時間をとらないので、両方の美術館をはしごした。サントリーの記事はこちら。
この美術館のものは1995年に東武美術館等で開かれた「ピカソ 愛と苦悩―ゲルニカへの道」で、大分見ており、その図録の表紙は今回のチラシと同じく「座る女」である。 ![]() 青の時代の作品は1904年の《ラ・セレスティーナ》のみ。左目失明の女性はピカソとは無関係だろう。 「いまだ謎のマドレーヌ」と呼ばれる1904年のマドレーヌのパステル画は明るい。 「ばら色の時代」を象徴する「麗しのフェルナンド・オリビエ」は1909年のブロンズ《女の頭部》。休憩室に出ていたフェルナンドの写真は上品な顔立ちであった。 「キュビスム時代」のエヴァ・グエル(マルセル・アンベール)も写真に出ていた。 「新古典主義時代」は「最初の妻」オルガ・コクローヴァの影響を受けている。《肘掛け椅子に座るオルガの肖像》↓はいかにもロシア貴族の娘らしく気位が高そう。これは休憩室の写真とほぼ同じポーズなので、写真を元に描いたものだろうか。 ![]() 「シュルレアリスムに誘うマリー=テレーズ・ワルテル」の柔和な顔立ちはピカソも気に入っていたらしい。その肖像は穏やかな色彩で描かれている。 ![]() ![]() ![]() 第二の妻で「老巨匠の守護女神といわれるジャクリーヌ・ロック」。1954年の《膝を抱えるジャクリーヌ》↓は、厳しいがとても美しい。このときピカソ73歳! ![]() 美術散歩 管理人 とら HP
by cardiacsurgery
| 2008-10-31 23:14
| 現代アート(国外)
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