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以前、太田記念美術館 で、「浮世絵の夜景」の関連講演会「南総里見八犬伝の夜」を聞いた。演者の小池正胤氏の熱弁で、しっかりとこのわが国最大の長編伝奇小説にとり込まれてしまった。
江戸時代から歌舞伎や浮世絵の題材とされ、明治以降現代まで美術、文学、演劇、映画などにも取り上げられ続けている。今回は馬琴没後160年を記念し、服部仁氏の「八犬伝浮世絵コレクション」を中心に、江戸時代から現代に至る馬琴関連の資料を多数展示している。 ![]() ![]() 会場では、「南総里見八犬伝のあらすじ」↓をいただける。とても丁寧に書かれたものあるが、5ページものなので、読んですぐに全部を理解することは難しいかもしれない。 ![]() ![]() 二代目為永春水・曲亭琴童・仮名垣魯文作/歌川国芳・落合芳幾画の《仮名読八犬伝》の作者の一人である曲亭琴童とは「路」のことであると知ってちょっと安堵した。同じような当時のダイジェスト版である笠亭仙果作・三代目歌川豊国等画の《雪梅芳譚 犬の草紙》も出ていた。 2.錦絵「犬の草紙」にみる八犬伝の登場人物たち: 二代目歌川国貞画の大判錦絵揃物が50枚並んでいる。ふさわしいと思われる役者の顔を利用したものもあるとのことだが、キャプションを読むと全ストーリーが浮かんでくる。予習していったので、ほとんど知っている名前だったが、これだけの数となると時間がかかる。このなかの《里見息女伏姫》↓は後の犬の気を無視するように経典に読みふけっている。 ![]() ![]() ![]() 伏姫関係では、三代目歌川豊国の《富山の場》、水野年方の《冨山の奥に伏姫神童に遭う図》。 村雨丸関係では、歌川国芳の《木曽街道六十九次之内二板橋》、三代目歌川豊国の《左母二郎付文》と《濱路口説き》。 円塚山関係では、三代目歌川豊国の《豊国揮毫 奇術競 犬山道節》↓、歌川国芳の《円塚山 道節火遁の術》↓↓、一樹園貞升の《円塚山 犬山道節》。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() そして有名な月岡芳年の《芳流閣両雄動》(↓の三図)と《一魁随筆 犬塚信乃 犬飼見八》。 ![]() ![]() ![]() コミカルなものでは、歌川国芳《芳流閣》↓ ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 5.八犬伝を熱演する役者たち: 春梅斎北英の《冨山の場》で足を止めたが、後の役者絵はさらりと流してしまった。沢山見すぎて集中力の限界に近づいたらしい。 6.八犬伝に遊ぶ: 福神図、団扇絵、双六、小割絵、凧(↓は三代目凧八の犬山道節》。 ![]() 八犬伝の展示で満腹してしまった。図録では、収載数が多いため一つ一つの画像が小さくなっていた。 美術散歩 管理人 とら HP
by cardiacsurgery
| 2008-10-04 20:31
| 浮世絵
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