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1946年の《たべる》には食事する少女。戦後の食糧事情の悪さを反映していのであるが、その後、ゴーギャンの伝記を読んで「貧しさ」に対する考え方を変えたようである。すでに1948年の二人の《裸婦》には、画面全体にゴーギャンのような明るい色彩が出はじめている。 1962-63の《森の家》や《夜》には、まだムンクを思わせる暗さがよどんでいるが、1972年の《夜明けの時》やゴーギャンの「われわれはどこからきたか・・・」に似た1973年の《朝》には、暗さからの脱却が明らかであり、対となる《夕》には明るい黄色が満ちあふれている。 高山辰雄の画は、いろいろな画家の作品の間に並べられると、輪郭がはっきりしないためか、いまひとつ迫力に欠けるので、その前を素通りすることが多かったと思う。しかしこのように高山だけに囲まれると、観るものはその重厚な画風と高度な精神性に圧倒され、彼の世界に取り込まれていく。その意味で、この遺作展から学ぶことが多かった。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2008-09-27 19:41
| 国内アート
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