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幕末から明治にかけて落語界で活躍した三遊亭円朝は、「怪談牡丹燈籠」の原作者としても知られている。この円朝の幽霊画コレクションが、夏の円朝祭りの期間に公開されている。
たしかに谷中に霊園があり、お寺も墓地も密集しているので、幽霊の棲息地としてはうってつけである。 ■池田綾岡《雨中幽霊図》↓・・・雨によって発火した狐火が幽霊の前に。 ■谷文一《蚊帳の前に坐る》↓・・・あやかしの世界の蚊帳の後のほうが、顔がはっきりとしている。 ■河鍋暁斎《幽霊図》・・・暁斎にしてはおとなしく、「諦念の幽霊」。 ■三代広重《瞽女の幽霊》・・・三味線を抱えた幽霊が、水辺に佇む。 ■川上冬崖《生首を抱く幽霊》・・・男の生首を抱く女幽霊。 ■今村紫紅《月に鵜図》・・・三羽の鵜が主人を懐かしみ月を見上げている。 ■歌川芳延《海坊主》・・・舟の向こうに巨大な海坊主。その口元に月。 ■尾川月耕《怪談牡丹燈籠》・・・・お露が、女中お米に燈籠を持たせ、萩原新三郎のところへ。円朝の「カランコロン」という音では、足があることになるが、この絵では二人とも足がない。 ■高橋由一《幽冥無実之図》・・・下部に現世の女が彩色で描かれ、上部の男は墨で淡く描かれて幽界のものとされている。男の顔に陰影が付けられているのは西洋画の影響。 ■川端玉章《幽霊図》↓・・・この顔にも陰があり、西洋画の影響が見られる。 有名な鰭崎英明の《蚊帳の前の幽霊》など数点が、茨城県立歴史館の「山岡鉄舟ー全生庵所蔵資料からー」に外出中とのこと。「明年も来られれば、全部観られます」との受付女性の言葉を信じて、来年も行くぞ! 墓地に回って、三遊亭円朝のお墓にお参りしてきた。 美術散歩 管理人 とら 【追記】「円朝コレクション幽霊画展 2017年8月17日 @全生庵」はこちら。
by cardiacsurgery
| 2008-08-29 20:08
| 国内アート
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