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今回のフェルメール展(記事は、①、②)には、32~36点ぐらいしか現存していないフェルメールの作品のうち7点も来日しているということで、大騒ぎになっている。
ところが一緒に来ているカレル・ファブリティウスのほうは現存作品が12~15点ほどしかないのに、4点(以前ファブリティウスと呼ばれていたものをあわせると5点)も東京に来ている。 ファブリティウスは、レンブラントの弟子でありながら、次第にレンブランドの影響を脱して独自の画風へと進み、フェルメール、デ・ホーホとともにデルフトの巨匠の地位を確立した。さらに錯視効果をねらった画を描くなど独創的な面も有していた。 32歳で、デルフト火薬庫の爆発によって、アトリエ内で死亡した。この際、彼の作品の多くも失われた。アルノルド・ボンは「デルフト年代記」の中に次の詩を残している。 かくて不幸にも不死鳥(画家ファブリティウス)は滅びぬ その栄光の頂きにて、彼はこの世を去りたり されど幸いなるかな、灰燼よりここにフェルメール生れ出で その後をば見事ひきつぎたり 「フェルメールを巡る旅」は有名だが、「ファブリティウスを巡る旅」なども如何だだろうか。 このようににわかにファブリティウスに興味を抱いたので、今回の展覧会の図録で勉強して、もう一度都美へ出かけてきた。2時半ごろに着いたところ、待ち時間20分となっていたので、東博で時間調整をして、4時に都美に入った。その頃には、待ち時間1分となっていた。そして、ファブリティウス、デ・ホーホ、フェルメールの画を十分に楽しんできた。出展数が少ないので、2回目となれば、1時間もあれば十分である。 ファブリティウスの回顧展は、2004-05にハーグとシュヴェリンで開かれたのが最初だとのことである。ハーグのマウリッツハイス王立美術館で開かれたこの展覧会を記念して、2004年9月24日(展覧会の前日)にオランダ郵政局から「ファブリティウス絵画展記念切手シート」(↓ クリックで拡大)が発行されている。 ■メリクリウスとアルゴス(ロサンゼルス・カウンティ美術館) 美術散歩 管理人 とら HP
by cardiacsurgery
| 2008-08-20 21:39
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