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浅草ふじ屋の染絵てぬぐいの展覧会。昨年7月の展覧会は、「川上桂司・千尋 染絵てぬぐい二人展」であった。偶然の機会にこの展覧会を訪れ、お父さんの桂司さんと息子の千尋さんから話を聴くことができた。そして、この伝統芸術の良さに感動し、ブログに記事を書いた。
今回は、そのご縁で8月1日から9日までの「手ぬぐいあわせ 親子三代展」の案内状をいただいた。これには、「江戸時代の戯作者にして絵師、山東京伝が開催した『たなくひあわせ(手ぬぐいあわせ)』とは、染絵手ぬぐいの展覧会。その粋の文化を現代に継承するふじ屋染・親子三代の競演をお楽しみ下さい」と書かれている。 そこで京王プラザホテルに出かけてみた。ちょっと遅い時間だったので、川上さん親子にはお会いできなかったが、係りの女性から初代の川上桂司さんが、昨年11月、脳梗塞で急逝されていたことを初めて知った。享年89歳とのことである。 初代の作品は、おこそ頭巾の女性で、小村雪岱の《おせん》を想起させる。二代目の作品は、薔薇の花と蕾が茶色の地に白抜きで浮き上がっている。 三代目は、まだ24歳で、この作品が処女作であるとのことである。赤・藍・白の帯が縦に走り、中央の藍地にはデザイン化された干支の白ねずみが7匹並んでいる。 大正・昭和・平成の感覚といったらよいのだろうか。同じ技法でありながら、その感覚はそれぞれの時代の空気を反映しているようである。 このように伝統の技法が、世代を超えて伝えられていくことをみると、日本もまだまだ捨てたものではない。展覧会後、千尋さんから丁寧な自筆の礼状が届いた。これも忘れされつつある良き文化である。 ガンバレ若者、正洋君。ご苦労様でした桂司さん(合掌)。 美術散歩 管理人 とら HP
by cardiacsurgery
| 2008-08-18 19:40
| 現代アート(国内)
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