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これも横浜開港150周年記念展。「横浜絵」は、横浜開港資料館や神奈川県立歴史博物館に多数所蔵されているのは当然として、今回の展覧会にはそれを上回る数の浮世絵が長崎歴史文化博物館の「野々上慶一コレクション」から出展されている。
手元に、1990-91年にスミソニアン博物館、サンフランシスコ・アジア美術館、ロスアンジェルス州立美術館で開かれた「Yokohama – Prints from nineteenth-century Japan」の英文図録がある。これを見直してみたところ、今回の出展作とかなり重複していることが分かったので、これも記事の参考とした。 2.絵地図: 「神奈川開港」に関するもっとも古い地図、歌川貞秀の《神奈川港御貿易場御開地御役屋敷并町々寺院社地ニ至ル迄明細大地図にあらわす》が出ていた。この開港によって一変していく横浜が、貞秀の《神奈川横浜新開港図》↓や国芳の《横浜本町之図》↓↓に記録されている。観光案内用の銅版画地図には、競馬場まで無理に描き込まれている。 3.異国風俗: 一つのパターンとしては、条約の対象国である五カ国の外国人と中国人を「集団」として描いたものがある。歌川芳員の《外国人どんたく遊らん行歩乃図》↓の「どんたく」とはオランダ語の「Zondag=休日」で、休日になると外国人が波止場に集まって楽しんでいたという。 5.海外都市風景: 海外に関する興味が増して、外国の風景を描いたものがあるが、実景をみていないので、イギリスの新聞に載ったデンマークの宮殿を「アメリカの賑わい」として描いているなど不正確なものもある。芳虎の「サンクトペテルブルグ」の絵には、仮名垣魯文の説明文も入っていた。 6.交易: 《横浜交易 西洋人荷物運送之図》↓は、五雲亭貞秀による5枚続のパノラマ大作。沖合で小舟に荷を移すところである。この画像は↑のスミソニアン図録の表紙にもなっている。 美術散歩 管理人 とら 幕末Nippon-ハリスと黄昏の大君の都 @たばこと塩の博物館HP
by cardiacsurgery
| 2008-08-17 22:12
| 浮世絵
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