岡田公彦《Aluminum Landscape》 ＠東京都現代美術館

　夏の現代美術館の主役は「スタジオジブリ・レイアウト展」。これはお子様向きの予約制展覧会。その裏で「パラレル・ワールド－もう一つの世界」と「新収蔵作品展－若手作家を中心に」の二つの展覧会が開かれている。

　これらについては別記（①、②）するが、ここではそのアプローチのエントランスロビーから見られるMOT x Bloomberg Public Space Project　岡田公彦《Aluminum Landscape》を紹介する。　岡田公彦は1971年生れの建築系アーティスト。現美のサンガーデンと呼ばれる外庭に、アルミ箔で覆われた美しい山並みが作られている。真夏に雪の山稜を見るようで清涼感が漂っている。太陽の動きや空の色に見え方が変化していくようで、快晴の今日は窓に映った姿も美しかった。　このような若手を支援するプロジェクトが継続されていくことを知って嬉しかった。

おまけ：　パラレル･ワールド展の廊下から、ジブリ展の入り口のフォイヤーを見下ろすことができた。ここの床に、トトロのお腹の絵が描かれており、その上をはいはいしている赤ちゃんが見えたのでシャッターを押した。美術散歩　管理人　とら