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三の丸尚蔵館の帰りに、パレスビル内の丸の内ギャラリーに寄った。ここではベン・シャーンの生誕 110周年を記念して、未発表作品を中心とした展覧会が開かれていた。
ベン・シャーン(1898~1969)はリトアニア生れで、アメリカに移住したユダヤ人画家。埼玉近代美術館で開かれた「ベン・シャーン展」で丸沼芸術の森の所蔵作品をたくさん見たことがある。 日本では、1954年のアメリカの水爆実験による福竜丸事件を扱っているため社会派作家として有名であるが、彼の社会の矛盾を告発した作品は、米国ではどのように評価されているのだろうか。 ギャラリーの展示は年代順になっていて分かりやすい。入ってすぐのところに、石版画工房の徒弟時代に描いた人物像のデッサンが2点ある。この若描きの作品は、非常に丁寧に描かれている。 1920年代の壁面には、ヨーロッパ滞在の影響を受けて次第に変化していく水彩や素描が展示されている。マティス的な柔らかな黒の線画もあった。 1930年代の作品を展示した壁面には、珍しく油彩の肖像画が3点出ていた。正面の《アンナ》がマイベストで、その左の《緑の服を着た女性》がセカンド・ベスト。 1940年代の壁面には、ポスターが何枚か掛っていた。アメリカの地図を握った労働組合のポスター《反動の魔手を打ち砕け》が力強い。 ギャラリーの奥には、自分のスタイルが確立された1950年代以降の作品が並んでいる。独特な線で描かれた素描や色面的な水彩などである。《傘のあるテニスの審判の椅子》↓はやわらかな色彩の作品である。同名の作品↓↓が埼玉近美にも出ていた。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2008-07-31 07:28
| 国外アート
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