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万博は1851年にロンドンで開かれたのが最初であるが、パリでも1855年以降ほぼ10年毎に開かれてきた。 節目の1900年のパリ万博は非常に華やかなものであり、出展品は83,000、観客は5100万人に達した。
日本もこのパリ万博の美術工芸部門に積極的に参加することになり、一般の出品は農商務省がまとめたが、宮内省も出品に関わることになり、帝室技芸員を中心に23名の作家に制作の御下命があった。 この展覧会は、これらの万博出品作に、同時代の帝室技芸員の作品を加えて、4期に分けて展示されている。カラーのパンフレット↓のほかに、立派な図録も作られていた。 ○香川勝廣《和歌浦図額》↓: 川端玉章の図案による彫金・象嵌。笹の生えた海岸に寄せる波、空に舞う鶴が見事に表現されている。制作費2500円。パリではイーゼルの上に展示された。 「宮殿を彩った帝室技芸員の作品」としては、下記のものが出ていた。パリ万博出展作に劣らぬ作品ばかりである ○瀧和亭の大きな《花鳥図》とその下絵。孔雀・鷲・鴨と花の三幅対。見事なものである。 ○川端玉章の《青緑山水図》が2点。一つには湖、もう一つには瀧が描かれているが、いずれも岩の表面が緑色に苔むしている。 ○西陣の川島甚兵衞の《草花図綴織壁掛》も川端玉章の原図による。川島はフランスのゴブラン織を学び、「綴織中興の祖」といわれるだけに素晴らしい。 ○池田泰真《山路菊蒔絵文台料紙箱硯箱》は、菊模様の蒔絵の机・料紙箱・硯箱の3点組み。とても美しい。 ○清風與平の《旭彩山桜花瓶》は美しいピンクの地に白い桜の花が引き立っていた。 ちなみに、会期は下記のようである。重複して出展されるものもあるが、全期を見るつもりである。無料でこのような素晴らしい作品に出会える機会を逃してはならないだろう。 第1期:7月19日(土)~8月24日(日)美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2008-07-30 20:31
| 国内アート
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