西洋の風 陶芸＋モザイク ＠イタリア文化会館

　千秋文庫は冷房が入っておらず、汗が出てきた。そこですぐ側のイタリア文化会館に飛び込んだ。

　ラヴェンナで活動しているイタリア人のフェリーッチェ・ニットロと日本人だが長年ファエンツァで活躍している平井　智の2人展。題して「西洋の風」。前者がモザイク作品、後者がマジョルカ焼の陶芸作品である。　 これは近美で開かれているカウロ・ザウリの回顧展に併催しているものであるが、こちらは無料。おまけにカラー画像が沢山入った冊子もタダでもらえる。

　著作権の関係で折角の画像をアップできないが、ニットロのモザイク片はキラキラと輝き、平井のマジョルカ陶器片の色彩は綺麗だった。また、なぜか平井の作品の中には蟻が並んでいるものがあった。頂いた冊子の上部にはニットロのモザイク片、中央には平井の蟻が載せられている。　観客はわたしだけだったので、受付の若い女性とちょっとおしゃべりした。この建物は冷房も効いていて、汗が引いた。

　ありがたい「西洋の風」だった。

美術散歩　管理人　とら