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副題は「日仏交流150周年記念」となっている。これは幕末に「日仏修好通商条約」が締結されてからということであるが、この条約は悪名高き不平等条約ではなかったのか。これを記念するとはどういう神経をしているのか分からないが、ここでは「明治は遠くなりにけり」とだけしておこう。
ということでこの展覧会はあまり期待していなかったし、あまり前評判も高くなかったのだが、時間ができたので、初日に観てきた。 ○レピーヌ《ロワイヤル橋からみたボン・デ・ザール》・・・輝く空、広いセーヌ、ルーヴル、学士院の美しい景観画。 ○モネ《テュイルリー》・・・鮮やかな緑と細かいタッチが素晴らしい。夏の景色。 ○ユトリロ《コタン小路》・・・この有名な画に再会できた。 ○ルノワール《ニニ・ロペスの肖像》・・・紫の服、青の背景が美しい。 ○デュフィ《家と庭》・・・緑の葉の間に見えるピンクのバラが目立つ。 ○ブラックモン《エドモン・ド・ゴンクールの肖像》・・・北斎の発見者である作家。しっかりとしたエッチングである。 3.パリジャンとパリジェンヌー男と女のドラマⅠ: ここにも良い画が多い。 ○ファンタン=ラトゥール《サチュロス ユゴー詩集『諸世紀の伝説』から》・・・ヴィクトル・ユゴー記念館の開館記念に依頼された画。 ○カリエール《アナトール・フランス》・・・詩情豊かなセピア色の画。 ○ルノワール《ボニエール夫人の肖像》・・・ベルエポックを象徴するような明るい画。 ○ギュスターヴ・モロー《レダ》・・・「現在のレオナルド」と当時呼ばれたモローの作品。未完とのことだが良い画である。 ○セザンヌ《聖アントワーヌの誘惑》・・・なかなか良い画であるが、説明には「この裸体には画家の強迫観念がある」と書いてあった。 ○ヴァラドン《ユッテルの家族》・・・ヴァラドンの再婚相手でユトリロの友人だったユッテルの家族。彼らがユトリロを苛めたのか? ○ドンゲン《ポートレット・バックスの肖像》・・・ネックレスと指輪の輝きが凄い。 ○ナダール《ベンチに横たわる自写像》・・・パイプを咥え、猫をなでている有名な写真。その他のナダールの写真も巧い。 4.パリジャンとパリジェンヌー男と女のドラマⅡ:ロダン、ブールデル、マイヨール 素晴らしい彫刻が並んでいて、感動する。 5.パリから見た田園へのあこがれ: ○ドニ《パリ、プティ・パレ美術館天井画下絵 フランス美術の歴史》・・・知っている画や画家が沢山描き込まれている。 ○アンリ・ルソー《粉ひき小屋》・・・魚を釣る男が小さすぎるが、この画家なら許される。 予想をはるかに上まわる良い展覧会だった。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2008-04-25 22:21
| 国外アート
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