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モジリアーニはずいぶん観てきたので、今回はパスしようかなと考えていた。しかし、この展覧会はきわめて評判が悪い。Bunkamuraの「モジリアーニと妻ジャンヌの物語展」に行った人は、今回は行かないほうが良いとはっきり書いたブログもある。そうなると、何がそんなに問題なのか見てみたくなる。天邪鬼!!!
大体、ポスターの《ジャンヌ・エビュテルヌ》↓があまり良くない。ジャンヌは美人でなければ許されないのだろう。金曜日の夕方に出かけたが、気の毒なぐらいガラガラ。数えはしなかったが、観客は50人程度。 ![]() 第1章: プリミティヴィスムの発見: パリ到着、ポール・アレクサンドルとの出会い第4章では、「細長い首と体肩、アーモンドの目、無表情といったモジリアーニ特有の肖像画には、民俗的な仮面やトーテムの影響が現れていて、プリミティヴ・アートの無個性を通して個性に迫っている」といった説明がなされていたが、実際にはそのように見える画とそうとは感じられない画が混在していた。彫刻を刻んだ体験から、形態の単純化、抽象化の表現のコツをつかんで、肖像画を描いたと単純に考えるほうが受け入れられやすいのではなかろうか。 また、出品数が約150点とその多さが喧伝されているが、大部分はマティスばりのシンプルな素描で、油彩は小品をいれても50点以下に過ぎない。カリアティッドの彫刻は皆無である。したがって会場の壁は沢山空いていて、いかにも淋しい。もう少し見られるのだろうと思っているうちに出口に来てしまった。いかにも消化不良である。 これで入館料が1500円では、不評は当然。さらにポストカードが1枚150円也とくれば、怒る人が出てくるのもやむをえないだろう。ブロガーがものをいいだしたのである。 この展覧会がいまひとつ盛り上がらない理由が分かった。そこで、プリミティヴ云々といったキャッチフレーズから離れて、お気に入りを探すことにした。1992年に東武美術館で開かれた「モジリアーニ展」で観たものがかなりある。これは久し振りの再会だから懐かしい。 第1章では、《モー・アブランテス》の逆さの像が意表を突く。 第2章では、《大きな赤い胸像》↓の単純な色合い、《NYジャネット&ジョナサン・ローゼン蔵のカリアティッド》の複雑な色合いでいずれも良い。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 美術散歩 管理人 とら HP
by cardiacsurgery
| 2008-04-18 23:18
| 国外アート
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