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ウフィツィーからティツアーノの《ウルビーノのヴィーナス》が来た。これを目玉に古代ギリシャから初期バロックまでのヴィーナスを集めた展覧会である。展覧会開催第1週の土曜日の開館前に並んでみたが、比較的空いていた。会場でも作品に近づいてゆっくり観ることができた。
Ⅱ.ヴィーナス像の復興ー15世紀イタリア: 中世キリスト教社会では容認されなかった女性の裸身像が、ルネサンスとともにヴィーナス像として戻ってくる。絵画としては1458年のプリニウスの《博物誌》に描かれたヴィーナスがそのスタートらしい。ロレンツォ・ディ・クレーディの《ヴィーナス》↓は、黒をバックにした人間らしい顔のヴィーナス像である。 Ⅲ.《ウルビーノのヴィーナス》と”横たわる裸婦”の図像: ここは今回のメインの部屋。大きな部屋であるが、そんなに混んでいないので全体を見回すことができる。説明によると二つの流れがあるとのことである。一つはジョルジョーネーティツィアーノのベネチア派の流れ、もうひとつはミケランジェローポントルモーアッローリといったフィレンツェ・ローマの流れである。ポントルモの《ミケランジェロの下絵にもとづくヴィーナスとキューピッド》↓では、ヴィーナスが筋肉質でキューピッドがヴィーナスにすり寄り怪しげである。 Ⅴ.ヴィーナス像の展開ーマニエリスムから初期バロックまで: お気に入りは、ティントレットの《ウルカヌス、ヴィーナスとキューピッド》、ヴェロネーゼの《息子アンテロスをユピテルに示すヴィーナスとメルクリウス》、ショモーネ・ペテルザーノの《ヴィーナス、キューピッドと二人のサチュロス》、ルカ・カンピアーゾの《海上のヴィーナスとキューピッド》。 アンニバーレ・カラッチの2作品、《ヴィーナスとサチュロス、小サチュロス、プットー》↓と下から見上げた《ヴィーナスとキューピッド》↓↓はとても素晴らしい。ラファエッロ・ヴァンニの蛇や鏡のある《キューピッドを鎮める「賢明」》↓↓↓は印象的。 【追 加】 常設展にもヴィーナスが2点出ている。一つはダフィット・テニールス(父)の油彩《ウルカヌスの鍛冶場を訪れたヴィーナス》↓、もう一つはコルネイユ・ヴァン・クレーヴの彫刻《ヴィーナスとクビト》である。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2008-03-08 22:06
| ルネサンス
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