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福岡アジア美術館の交流ギャラリーで開かれている研究発表展。コンピュータ工学の進歩により、アートの世界にもイノベーションが起りつつあるが、ここでは大学院教育として実践された新しいコンテンツ開発の結果が発表されているのである。
![]() 数個の取っ手があり、複数の人が片手でその取っ手を持ち、反対の手で隣の人の空いている手に触る。すなわちスキンシップであるが、その生体情報を取り込んで電子的に音などに変換していくものである。掌の汗線は特別な自律神経支配を受けており、「手に汗を握る」など感情に左右されている。これをインピーダンスの変化として取り込むことは容易であろう。同様なことは、心拍数や血圧の変化からも捉えることができるだろう。愛情で「胸がどきどきする」ことは心拍数の増加、怒りで「頭がカッカとする」ことは血圧の上昇を入力信号として捉えることができるだろう。 ただ、こういった古い脳の情動の変化を捉えたあと、これをどのように機械が表現していくのだろうか。音楽や絵画に変換していくには高度に藝術的な才能を必要とするだろう。 これは「仕掛け絵本」である。「ページをめくる」という動作を書籍に捉えさせ、それによって次のページに絵が浮かび上がるようになっている。さらに各ページに仕掛けがあり、これはマーカーを取り付けた指で操作できるようになっている。同様なデジタル・ブックは、東京・五反田のDNPラボで見た。これも「ページをめくる」という動作を使っていた。そして新しく開いたページには光が当たるようになっていたと思う。DNPの記事はブログのここに書いてある。競争者は多い。「どういうものができるか」というアプローチもさることながら、「どういうものが要求されているか」という思考が必須の領域のようである。 ユーザーの身体動作を手に持ったコントローラーを振ることによって、その位置情報と回転情報が獲得され、ディスプレイの奥に広がる三次元空間にカラフルな模様を描くことが出来る。人間の動作を入力情報としているが、人間の精神的な営みとの関係づけがなければ、単に美しいアートを人間が作っているに過ぎないことになる。これは「アクションペインティング」を電子化したものであるともいえる。 ただ作成されたアートがどのように評価されるかは、気まぐれな美術評論家次第となってしまうかもしれない。 歌舞伎役者の顔のコントゥールを三次元スキャナーで記録し、アーカイブとして保存し、それをコンピュータグラフィックスや模型として再現する仕組みになっている。化粧というものを文化と捉え、それを保存していくという思考過程は非常に柔軟で、アートの真髄に触れている。 この研究は、表情を有するロボットの研究に発展していく可能性を秘めている。 裸眼立体映像表示システムとして実用性が高いと思われる。既に特許申請中というから最近の院生さんも抜け目がない。当然コンペティティブな領域であろうが、成功をお祈りする。「豚とオバサン方式」というネーミングは絶妙というか奇矯というか・・・。このような先進的な領域に挑戦しておられる大学院生たちの目が輝いているのをみて頼もしく思った。勝手な感想を書いてしまったが、コメントをいただければ幸いです。誤りを指摘していただければ、修正します。 最後に展示室の情景とギャラリートークをやっていただいた院生さんの写真を1枚。ありがとうございました。 ![]() 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2008-02-24 12:56
| 現代アート(国内)
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