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川越市立美術館はかなり遠い。自宅からは2時間半。2004年11月に相原求一朗を見るために初訪問して以来の再訪問である。美術館は蔵造りの街らしい白壁の建物。
今回はこの美術館の開館5周年特別記念展、川越ゆかりの橋本雅邦の回顧展である。 ![]() 34歳の雅邦は明治維新によって藩士としての禄を失い、狩野派画所の解体によって失職した。37歳で運よく兵部省の製図掛になることができたが、一旦画家としてのキャリアは中断しているようである。珍しい油彩画《豫譲》↓が出ていた。47歳の作。敵の仇討ちに失敗し、処刑される前に敵に頼んでその着衣を借りて切り裂いている。全体に暗い脂派であるが、草は白く光っている。雅邦が新しい時代に適応しようとして努力していた証拠の画である。 ![]() ![]() 55歳で東京美術学校教諭となったが、その年に描いた《月夜山水》↓はそういった努力の集大成であるといえる。 ![]() 63歳の雅邦を応援するために川越の有志で結成された「画宝会」は彼の画の頒布会の役割を果たした。そのため川越に雅邦の作品が多数残っていたが、最近ではそれも流出している。しかし今回は画宝会関係の作品を沢山掘り起こして出展したとのことである。例えば《猛虎図》↓、《阿耨観音図》↓↓、《琴棋書画》などがそれであるという。 ![]() ![]() ![]() ![]() 美術散歩 管理人 とら HP
by cardiacsurgery
| 2008-01-29 00:05
| 国内アート
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