日本の心 土門拳写真展 @武蔵野市立吉祥寺美術館

　吉祥寺美術館には初めて行った。喧騒のジョージの伊勢丹新館FFビルの中。　有名な土門拳の写真展を見るのは初めてである。感動する写真が多かった。さすがはプロというしかない。１．風貌：　《梅原龍三郎》の怒った顔。撮った後、椅子を投げつけて壊してしまったとのこと。赤痢菌の発見者《志賀潔》の赤貧の生活は有名だが、壊れた眼鏡をかけている顔はなんともいえない。

２．古寺巡礼：　大きなカラー写真だからインパクトが強い。お気に入りは、《平等院　鳳凰堂夕焼け》、《唐招提寺　金堂千手観音立像右脇千手詳細》↓、《西芳寺　書院前四半石》、《三仏寺　投入堂全景》、《向源寺　観音堂十一面観音立像全身》。３．子供たち傑作選：　楽しい子供の姿の決定的なショットがたくさん。↓は《近藤勇と鞍馬天狗》。ジャンプのタイミングが絶妙。４．筑豊のこどもたち：　悲しい子供たちの姿。《弁当を持ってこない子》では、弁当のない子は周りをみないでじっと本を読んでいる。

５．女優と文化財：　婦人公論の表紙（１９６４年１月から２年）。ドレスは森英恵。懐かしい顔が多い。《吉永小百合さんと深大寺釈迦倚像》↓６．傑作選：　《陶工　菊揉み》など。

美術散歩　管理人　とら

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