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2007年12月18日のNHK「プロフェッシナルー仕事の流儀」で、金沢二十一世紀美術館から東京都現代美術館に引き抜かれたキュレーター長谷川祐子さんの話を聞いた。
「アートは人に見られなければ意味がない」、「展覧会では個性豊かな作品ひとつひとつが共鳴しあって、観客に何かを語りかけ、観客の心に印象を残す」などの言葉があった。 【3階】 ■AMID* アーキテクチャー (cero9):ユートピア的な発想の建物、バラで囲まれた発電所など4点。価格まで書いてあるのがおかしい。 ■エリサベッタ・ディマッジョ:手作業で薄紙を切り抜いた繊細な作品。これは過去の日本人の感覚に近い。 ■マイケル・リン: 花の画の部屋。三面が鉛筆、正面が彩色絵画とその周囲の鉛筆画。色彩と淡彩が一体になった部屋は落ち着く。 ■エルネスト・ネト《フィトヒュマノイド》:草色の人形椅子。試してみたが気持ちが良い。将来ならずとも現在でもただちに実用可。 ■SANNA《フラワーハウス》:庭木に囲まれた2分の1サイズの花びら型の個人住宅。部屋と庭が一体化しているのは、古来よりの日本邸宅の原則だったが・・・。 【1階】 ■デマーカスファン《レース・フェンス》:通常のフェンスの一部がくもの巣状に形成されている。同じ作者の《シンデレラテーブル》もあらゆる様式の混合作品。いずれも意表をつく。 ■オラファー・エリアソン《4連のサンクッカー・ランプ》:人間の顔が蒼く見えるような光源。こういった光源で将来は人間の精神が誘導されるかもしれない。 ■東泉一郎《MIRAI》:エスカレーターのアニメ。未来へ誘われていくような気になる。 ■石上純也《四角い風船》:アトリウムに1トンの四角いアルミ風船が浮かんでいる。ヘリウムを使用したもので、ふわふわ浮いている。今回の見世物。 ■バーバラ・フィッセル《変容の家Ⅱ》:人や動物が動くにしたがって家が作られていくアニメーション。今回一番面白かった。 ■アピチャッポン・ウィーラセタクン《エメラルド》:ホテルの部屋に人間の魂が白い雪片のように浮いて漂う。アジア的な霊魂の世界。 ■蜷川実花《my room》:ぼやけた金魚と花の赤を浴びる。中の人間は精神的にハイになる。 【地下1階】 ■アシューム・ヴィヴィッド・アストロ・フォーカス(avaf)《anatato vuivui attoteki fukusayo》:「プロフェッショナル」に出ていた廃材で作ったボロ小屋。二階へ上がるとみしみしと音がする。三階へ上らせる許可がでなかったのは尤も。中へ入るとカラフルな世界。 ■フセイン・チャラヤン《レーザードレス》:ドレス内から発せられたレーザー光がクリスタルを通り、ドレスが発光しているように見える。ビデオの《111コレクション》は、自動的に変化するドレスをスワロフスキーが作り、発表会で変化しすぎてヌードとなってしまうというコメディ。 ■トビアス・レーベルガー《母型81%》:不思議な家。中に住む人間もおかしくなっているだろう。 ■タナカノリユキ《100 ERIKAS》:江尻エリカの百枚の写真。新しい浮世絵か? さて上記のように沢山の作品がわたしに語りかけ、自分でもなんとか受け止めることができた。ちょうどクリスマス・イヴということで、観客の99%は若いカップルであったが、後の1%の人間の心にも何ものかを残した。 アート、デザイン、ファッション、建築などが渾然一体としており、それぞれの遺伝子は組み替えではなく、融合していた。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2007-12-24 20:53
| アート一般
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