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世の中にセレンディピティと言葉がある。幸せが偶然によって飛び込んでくるということである。
先週末に山口晃のトークショーへ行った時に、彼のマンガ《すずしろ日記》が連載されている東大出版会のUP12月号(#422)をもらった。 そのなかに中国美術史家「味岡義人」氏の論文《海上派と日本の関わりー「上海 近代の美術」展》が載っていた。そしてそれで勉強した。・・・これがセレンディピティ1 アヘン戦争や太平天国の乱で疲弊した南京・蘇州・揚州から、英米仏の租界が形成され安全が保証されていた上海に、富裕層が移動した。「海上派」というのは、そういった顧客を追って上海に来て創作活動を行った画家の総称ということ。「海上」とは「上海」をひっくり返しただけ。もちろんその活動は中華人民共和国成立で終る。 この間の日中画家の相互訪問による交流や三井財閥の中国進出に伴う藝術愛好家の役割などがこの論文の中心であった。わたしとしてはこの「上海ー近代の美術」展がどういうものか見てみたいと思った。 そこで今朝、開館直後に覗いてみた。すると今日の午後2時から「味岡義人」氏のギャラリートークが予定されていることが分かった。・・・これがセレンディピティ2 急いで仕事場に行き、仕事を片付けて、このギャラリートークを聴きに行った。 上述したように、上海に集まった画や書の買い手は風雅の人士ではなく、分かりやすい作品であることが要求された。花鳥画でいえば、吉祥の画題、例えばポスター↑の紗馥の《爪瓞綿綿図》・・・瓞という瓜には小さい実が沢山できる、すなわち子孫繁栄、虚国の《金魚図》↓・・・「魚」は「余」の音通で、金が余る、すなわち富裕。 晴雲秋月 塵埃不到味岡氏のギャラリートークはなかなか味があった。これについてはホームページに書くことにする。UPの論文にはサイン↑↑↑をもらった。 200点も展示されるというが、狭い美術館なので3回に分かれている。入場料300円は格安。前期:12.11-24、中期:12.26-1.14、後期:1.16-1.27 美術散歩 管理人 とら HP
by cardiacsurgery
| 2007-12-19 20:38
| 東洋アート
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