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偶然、月1回の松井英男館長の解説に遭遇した。聴衆は15名くらいで、高齢男性が優位。内容は高度で、1点1点ずつの丁寧かつ高度な説明で、2時間近く勉強させていただいた。以下は、ちょっとしたメモ。
■北斎《麦藁張細工見世物報条》・・・麦わら細工のPRの墨摺り広告。十二支の動物が書き込まれている。「龍」は青龍刀。一昨年の北斎展でも出ていたということで、図録の掲載ページが開いてあった。 ■国芳《寿狂言根元 矢の根五郎 市川海老蔵》↓・・・大根売りの「馬」をうばって兄十郎の救出に向かう曽我五郎。団扇絵。 ■国芳《通俗水滸伝豪傑百八人之一個 母夜叉孫二娘》・・・おもしろい雪煙が上がっている。 ■国芳《通俗三国志之内 孔明六摛孟獲》・・・孟獲とは南蛮の武将。諸葛孔明は彼を7回捉えて7回許したため、孟獲は孔明に心服して従った。この絵はその6回目。中央の「馬」に乗るのは手裏剣の名手といわれた孟獲夫人祝融。陰影を取り込んだ洋風画である。 ■広重《東海道五十三次之内 藤川》・・・ぼかしが上から入った初摺である。退色するのは紫と紅であるが、この絵は退色が進んでいる。 ■広重《名所江戸百景 高田之馬場》・・・遠くに「馬」。近くは矢の的。 ■国芳《横浜本町之図》・・・いわゆる横浜絵。大判3枚続。洋犬が描かれているが、当時「カメ犬」と呼ばれた。外人が、come,comeと犬を呼ぶためである。 ■二代国貞《楽屋十二支之内未》・・・羊の絵は少ない。金貸しの借用証を食べてしまった「羊」。二代国貞ははじめ豊国のバックアップを受けていた。 ■月岡芳年《月百姿 玉兎 孫悟空》・・・夏の芳年シリーズでも出た月百姿のなかでももっとも有名な絵。 ■渓斎英泉《江戸砂子逢身八契 浅草寺》↓・・・足元に犬(文政2)、《刷物「男山 剣菱」》・・・植木鉢に羊の絵(文政6)、《刷物「猿面 烏帽子」》・・・文政7、《刷物「鶏」》・・・文政8、《当盛名物鹿之子 神社仏閣一乃富》・・・富くじのPR(文政8)。文政7年(1824)後半より「渓斎」の「斎」の字が崩され、ほとんど読めなくなる。また文政4年から、渓斎「筆」が渓斎「画」となっている。 ■国芳《武勇見立十二支》・・・前期に続き、午・未・申・酉・戌・亥。 午は、「曽我五郎」が大根売りの馬を奪って、兄十郎の救出に出発するところ。■国芳《禽獣図会 馬》・・・前期には竜虎が出た。影の付け方が面白い。 ■梅素亭玄魚・・・デザイナーで、版画の袋などを作っている。この絵は仔犬が毬を追いかけているところだが、うまくはない。 ■揚州周延《幼稚鶏合之図》・・・展覧会で賞状をもらったので、版画とした。新聞にその記事が載っている。 ■水野年方《富山の奥に伏姫神童に逢う図》・・・八犬伝。神童は牛に乗っている。奥の洞穴には「犬」 美術散歩 管理人 とら HP
by cardiacsurgery
| 2007-12-09 14:44
| 浮世絵
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