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次の仕事までの時間調整のため、この美術館に入った。あまり期待していなかったのだが、思わぬ収穫があった。最初に出てくるのが葛飾北斎の横長判《十二支の摺物》。初見である。 歌川国貞の《大黒と鼠と団十郎》↓など、どこに十二支の動物がいるのかをエンジョイしながら見て行く。歌川豊広の《虎旗》は、朝鮮使節来朝行列の図であるが、旗に描かれた虎に蝙蝠のような翼が生えている。
《左大臣道平の霊(彦三郎Ⅲ)、仁木弁之助(団十郎Ⅷ)》は「伊達競阿国戯場」の一場面。大小の白鼠が画面からあふれそう。これは伊達家の乗っ取りをたくらんだお家騒動で、その悪役仁木弾正(仙台藩家老・原田甲斐のこと)の化身がねずみであることと関係しているのだろう。《雲竜》は国芳らしからぬまともな龍。《応龍》↓は中国の黄帝に直属していた龍で、四本足で蝙蝠のような翼があり、足には三本の指がある。水を蓄えて雨を降らせる能力があり、黄帝と怪物が争ったときは、嵐を起こして黄帝の軍の応援をしたとのこと。 子は「頼豪」という平安時代の天台宗の僧で、園城寺の戒壇創設を白河天皇に請うたが、延暦寺の反対により実現しなかった。その怨念を抱いて断食して命を絶ち、怨霊となって「鉄鼠」に化して延暦寺の経典を食い破ったと伝えられる。歌川国芳の戯画《年が寄っても若い人だ》↓は「十二支の判じ絵」。奇想の画家の面目躍如である。↓の画像で、虎=眉、兎=鼻、龍=額、蛇=口、馬=耳、羊=髪、鶏=髷、犬=頭全体、猪=目のように思うが、鼠・牛 (追記)↓↓の逆転画像で、額の龍の後に猿が見えてきました。 美術散歩 管理人 とら HP
by cardiacsurgery
| 2007-11-16 11:06
| 浮世絵
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