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鎌倉時代に中国から渡来した仏画の展覧会。古く暗い画が多いのだろうと敬遠していたが、町田の国際版画美術館へ行ったついでに、JR横浜線を使って馬車道に回ってみた。
《釈迦三尊像》、《十王図》(↓は 元の陸仲淵筆)、《六道絵》は見慣れているので、なんとか判別できるが、図録に載っているような明るい高精度写真をもう少し沢山展示してもらうと良かった。 ①「禅月様」:禅月大師貫休が夢で感得した奇怪な風貌として描く伝貫休筆の《十六羅漢図》と《羅漢図》はいずれも異常に長い眉などおどろおどろしい風貌の尊者であり、文字通り「禅月様」である。 奝然が請来した国宝《京都清涼寺の十六羅漢図》は北宋時代の古いものであるが、比較的穏やかな風貌の尊者。南宋の金大受筆の《十六羅漢図》、元代の趙璚筆の《十六羅漢図屏風》、南北朝時代の良詮筆や今回修復成ったこの博物館の《十六羅漢図》はいずれも「張玄羅漢」である。 《東海庵の十六羅漢図》↓は元代のものであるが、首の皺、長い眉など変わった風貌の尊者が並んでいる。作者は不明であるが「蔡山様」の典型例である。 ちょっと難しい展覧会だったが、この時代の中国画家の絵は結構のびのびとした個性豊なものである。これらの画は寧波辺りから来たものであるが、中国美術史の中にはほとんど登場していないということだった。 美術散歩 管理人 とら HP
by cardiacsurgery
| 2007-11-13 18:45
| 東洋アート
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