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《聖徳太子絵伝》は、平安時代、1069年に、摂津の絵師秦致貞が聖徳太子の一生を描いたものである。この絵はもともとは太子信仰の聖地、法隆寺東院伽藍内・絵殿の障子絵であったが、現在は10面に分けて額装され、東京国立博物館の法隆寺宝物館で年に一度、一ヶ月間のみ一般公開されている。
今日のナビゲータはAZUMIさんという美人。はっきりとした声の解説である。手に持ったコントローラでスクリーンの映像を自由に拡大・縮小・移動・変換できるようになっている。 映像がスタート。まづ法隆寺の夢殿が出てくる。観客は自分がその前に立っているように感じる。バーチャルチャル・リアリティの技術である。観客は、夢殿の右側を回ってその後ろの東院伽藍に入っていく。階段を上ると、向かって左の扉の自然に開いて、絵殿の中に入り、コの字型の壁の《聖徳太子絵伝》に対面する。これは江戸時代、1787年に、吉村周圭による模写で、非常に明るく、鮮明である。 ここからはナビゲータが、模写と実物の拡大映像を取替えつつ、この絵伝の有名な場面を解説していく。この絵伝が、バーチャルリアリティ技術でかつて収められていた法隆寺東院伽藍の絵殿に戻したところを鑑賞していることになる。剥落した実物ではほとんど分からないところも、模写では良く分かる。下記の場面が紹介された。 1.厩の前で、生まれたばかりの太子を抱いている母、穴穂部間人皇女と侍女たち60ものエピソードのうちの10たらずであったが、それぞれの説明で目からウロコが落ちた気がした。大きな拍手とともに映写は終わった。 その後アンケートに答えた。もっとも難しい質問は「有料にするとすれば、いくらが適当か」であった。「東博の平常展入場料600円を払った上で」ということとして、300円と書いてしまった。何の根拠もないのであるが・・・。 終わって、もう一度法隆寺宝物館で実物を見なおした。映像を見る前には見えていなかったところが大分見えるようになった。 美術散歩 管理人 とら HP
by cardiacsurgery
| 2007-11-02 21:25
| 映画・写真
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