京都日帰り美術散歩

　思い立って京都に行ってきた。京博ー市美ー細見を予定していたのだが、遊行さんのブログを見て、「タカシマヤの北斎展」も組み込むことになった。

　前日、藝術新潮の「狩野永徳特集号」と「京都歩く地図帳」を購入して、ドロナワ予習。　今朝は、6:43東京駅発ー9:05京都着。バスで「三十三間堂・京都国立博物館前」へ。9:30「狩野永徳展」開場の１０分前に着いた。美術館の門前で待っているのは５０人程度。内容は後日記事にするが、超A級。出てきたときには誰も待っていなかった。どうしたことか。　続いて、「平常展」へ。2階は必見。1階には、狩野永徳のビデオ「覇を飾る」もあった。出口のカフェで一番早いカレーを15分で食べ、12:30頃、バスで「京都会館・美術館前」に移動。この頃から雨が降ってきた。京都市美術館の特別展「京都と近代日本画ー文展・帝展・新文展100年の流れのなかで」は明らかに「日展100年」に対抗したもの。それだけに名品揃い。A級。　14:00近くに出た頃にはドシャ降りとなってきたが、歩いて細見美術館に移動。ここでは琳派展Ⅹとして「神坂雪佳ー京琳派ルネサンス」を観た。先週仙台の「千總コレクション」で見た雪佳の作品がとても良かったので、何かの縁かと思い、ちょっと足を延ばした次第である。まとまった良い展覧会だった。　15:00過ぎに、雨の中を「東山二条」のバス停へ歩き、「四条河原町」まで乗ってタカシマヤへ入った。７階のギャラリーで開かれていた「葛飾北斎展」は、お勧めのとおり、超Aクラスの浮世絵展で、じっくり観た。　16:00過ぎに、デパートを出たときには雨も上がっていた。阪急の前からバスで京都駅へ。18:57のチケットを２時間早めて、16:57京都発。東京駅には19:16分に着いた。

　意外と能率よく4美術館、5展覧会を見て回れた。素晴らしいものばかり！「京都歩く地図帳」曰く。バスを制するものは京都を制する。今回は地下鉄を無視したのが良かったようだ。

美術散歩　管理人　とら