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アムステルダム国立美術館が改装中ということで天下の名画「ミルク・メード」が来日した。この画はわたしの西洋美術開眼にも大きな影響があったので思い入れがある。ただしチラシの裏面をみると他はそれほど期待してはいけないように思えた。
会場を入るとすぐに、ミルクメードの画の窓と壁が作られている。しかしこれは安普請で窓枠などは目を覆いたくなる。展示は6部門に分類されている。 1.「黄金時代」の風俗画: 油彩画は台所・室内・行商・飲酒などと主題によって細分されているが、小品で暗い風俗画が多い。隠喩や寓意が含まれているものがあるが、そんなものにこだわらず画の好き嫌いを決めていくことにする。 ![]() その他にメツー、テル・ボルフ、マースの作品が出ていた。メツーの《猫の朝食》↓はこの中では目立つ画だった。 ![]() 2.フェルメール《牛乳を注ぐ女》: ![]() 遠近法の集合点、後で消されたとおもわれる地図や牛乳壷、机の形が矩形ではないことなどの説明があったが、そんなことには関心のない観客も多いと思う。あるいはあったとしても、これほど有名な画だから、皆さんとっくにご存知のことかもしれない。観客は画を観にきたのであって、ウンチクを聞きにきたのではない。 それはともかく素晴らしい画である。フェルメールの中では《青いターバンの女》と1、2を争う作品であるが、わたしはミルク・メードのほうに軍配を挙げている。こちらのほうが先に刷り込まれたためかもしれない。全体を見終わって、もう一度この画を遠くから眺め、お別れしてきた。 3.工芸品・楽器: 目を引くものは僅かで、こんなもので場所ふさぎをしているといわれても仕方のないものが多かった。中では、ヨハネス・リュトマ2世の《聖杯》に目がいった。杯の脚に天使・獅子・牡牛・鷹といったマタイ・マルコ・ルカ・ヨハネのアトリビュートが乗っていた。 古楽器が並べられたコーナーの奥の部屋は《牛乳を注ぐ女》がいたと思われる台所となっており、その手前の部屋はヴァージナルなど楽器が描きこまれた部屋のようなタイル床となっていた。古楽器は上野学園のコレクションとのことである。良い勉強になった。 4.版画と素描: レンブランド、ファン・オスターデ、ボルなどの有名画家の作品も含まれていたが、いずれも小品で、それも数が多すぎた。率直にいわせてもらえば、かなりのものは穴埋めといわれても仕方あるまい。画像は、ロホマンの《女の仕事連作・糸を紡ぐ女》。 ![]() ![]() 6.19世紀後半のリアリズム風俗画: ここにはお気に入りの作品が多かった。ヨーゼフ・イスラエルスの《小さなお針子》↓や、マリスの《窓辺の少女》の愛らしさ、ウェイセンブルッフの《ハーグの画家の家の地階》の逆光、デル・ヴァーイの《アムステルダムの孤児院の少女》の美しさなどである。最後の章がこの展覧会の救いだった。 ![]() ![]() ![]()
by cardiacsurgery
| 2007-09-29 00:41
| バロック
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