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仙厓は、博多聖福寺の第123世住職で、臨済宗古月派を代表する僧である。書画を良くしたため今日までその名前が残っている。今年は仙厓がなくなってちょうど170年という理由での回顧展。初日に観にいってきた。それほど混んでいないが、皆熱心である。
![]() 1.仙厓の生涯 この章はいわばイントロダクション。仙厓が若いときに修行を積んだ武蔵の《東輝庵》、日本に臨済宗を伝えた《栄西》、唐の《馬祖と臨済》の「喝」と「拳」、《布袋》、《寒山拾得》、62歳で聖福寺の住職を引退した後に過ごした《虚白院》、後ろ向きの《自画像》の不思議な姿、一旦筆を絶つことを宣言した時の《絶筆碑》、昼寝の仙厓を斉藤秋圃が描いた《涅槃図》が出ている。結構、ユーモアに富んだ画が多い。とくに画賛が面白い。 2.仙厓画の展開 【仙厓と禅】 釈迦、阿弥陀如来、観音、神儒仏の三聖、達磨、猫、犬、蛙、蕪などのユニークな禅画が並んでいる。有名な《指月布袋》↓↑も出ている。経典の比喩である指の先にはいくら探しても月、すなわち悟りの核心はない。一行書がいくつか出ていたが、いずれも示唆に富む文章。 ![]() ![]() 【仙厓画の確立】 《布袋画賛》が2点出ていたが、二つの画風の違いに驚く。落款のあるほうは立体的な画であるのに対し、落款のないほう↓は墨線だけで描かれている。後者には「仏教の根幹の仏法が本来無法の法であるように、仙厓の描く画にもきまりはない」という意味の賛を書き入れている。そして実際、戯画的な動植物や人物を、自由快濶に描いている。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() 【仙厓と博多】 土地の風俗画が気楽に描かれている。本当に博多の地になじんでいたことが分かる。 【仙厓と旅】 九州北部の風景画が沢山出ていた。観音信仰、登山趣味、地誌研究、史跡探訪などと関係のある風景だが、ほとんどすべてが60歳過ぎてからの実写だとのこと。そのエネルギーには脱帽。 【仙厓と収集熱】 彼が珍しい石のコレクターであったことは面白かった。仙厓が使っていた茶道具もかなり出ていた。 このように、禅画の諧謔性、哲学性を味わい、仙厓の余裕のある人格にしっかりと触れることができた。画賛や説明に集中しながら観たので、かなり時間がかかり、ちょっと疲れたが、心地よい疲れだった。 美術散歩 管理人 とら HP
by cardiacsurgery
| 2007-09-02 10:48
| 江戸絵画(浮世絵以外)
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