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お盆休みに、NHKの特集番組「日本人と自画像」を見た。それがこの展覧会を開かせるきっかけになったとのことである。そこで印象に残ったことは、藝大を出ていても、プロの画家として有名になっている人はほんの一握りであることだった。逆に、卒業生の多くが別な世界で、社会的にも貢献しておられるということが、この追跡ドキュメンタリーで分かった。
そういう知識を持って、この展覧会を観にいった。入場無料。ポスターには禿たオジサンの顔が半分だけ。これは岩手出身の五味清吉。 現在では、大学卒業という時期は、人生のなかではまだヒヨッコ。この人生の節目の自画像制作に、自分の携帯電話やへその緒を出した輩がいる。 それにくらべれば、明治・大正の卒業生の顔はシッカリしている。力が入りすぎているくらいだが、すでに十分成熟した人間である。有名な青木繁の自画像↓を見れば、このことは一目瞭然。 昭和になると、パリへの留学が流行する。藝大でも「パリへー洋画家たちの100年の夢」という展覧会も開かれた。岡鹿之助の自画像↓は、横向き。緑の背景に花を添えるなど、まるでルドンの画を観るようだ。しかし本人はこの画をイヤイヤ描いたという。日本の美術教育に飽き足らず、西洋絵画に憧れる若者の顔である。 美術散歩 管理人 とら HP
by cardiacsurgery
| 2007-09-01 09:47
| 国内アート
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