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トルコ、オスマン帝国のスルタン、ハレムの女性たちの超豪華な品々。2003年同じ東京都美術館で開かれた「トルコ三大文明展」でエメラルド入り短剣などを見た。それからイスタンブールへ行く機会があって、「トプカプ宮殿宝物館」でこのエメラルド入り短剣に再見した。
もう一つは、「金のゆりかご」↓。木製だが、全面が金で覆われ、約2000個の宝石が埋め込まれている。これはトルコ政府が、秋篠宮家の悠仁親王の誕生を祝して、特別に貸し出してくれた秘蔵品。何ともいえぬ豪華なもの。男子優先のトルコならではなどと思わず、その美しさに魅了されるだけにしたい。 モンゴルの地に興り、次第に西進してアナトリアの地に定住したトルコ人は、兄弟殺戮を経て君臨した勇猛なスルタンのもとに当時の世界を制覇した。ハレムの女性たちは他民族出身で、王子の母になるべく競い合った。すなわち歴代のスルタンからは次第に荒ぶる蒙古の遺伝子が減っていったのである。会場には甘い薔薇の香りが漂っていた。これが実際のハレムの香なのか、化粧品会社のたくらみなのかは分からない。兵士たちもキリスト教徒を改宗させたものとのこと。こちらからもDNAの欧州化が進んだかもしれない。 スルタンたちが中国陶磁器を愛したのは、遠い蒙古時代からの中国に対する憧憬の現れであるという興味のある説明があった。そういえば、トルコ人は日本人びいきでもある。トルコがクリミア戦争で負けたロシアを日本が日露戦争で破ったためという説が有力だったが、遺伝子の響き合いという新説が登場してもおかしくない。EU加盟がなかなか果たせないのは、もちろん経済的あるいは宗教的な問題が大きいのだろうが、ひょっとするとこのような人種的な問題が底辺に横たわっているのかもしれない。 美術散歩 管理人 とら HP
by cardiacsurgery
| 2007-08-03 20:04
| 東洋アート
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