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肉筆浮世絵も、ボストン、出光とすばらしいものを観てくると、大谷コレクションも見たくなってくる。ホームページには約50点の出品となっているが、実際に観られる浮世絵は44点と少なかった。美術館の3分の1は空いていて別なものでそのスペースを埋めているのだから、もう少し出してもらいたかった。
喜多川歌麿の《美人と若衆図》は一人ずつ小さめの円のなかに描き、広い空間を残した優れたデザイン。喜多川派の《つめきり図》は色っぽい。喜多川藤麿の《俄雨》は動的。歌川豊春の《大原女》、豊国の《月下美人図》、広重の《高尾図》もよかった。魚屋北渓の《洗髪美人図》の髪も美しい。葛飾派の《蚊帳美人図》もなかなかのもの。 出口に鈴木其一の《吉原大門図》があった。酒井抱一は歌川豊春に師事したことがあるというが、抱一の高弟の其一も美人画を描いている。先日、太田記念美術館のV&A展で其一の団扇絵を観たが、今回のものは本格的な遊郭の肉筆浮世絵である。大門を頬かむりをしたり、杖をついたりして入ってくる男たち、見世の中の大勢の遊女たちなど見事な筆致で描かれている。これが琳派の大家の絵とは思えない。この絵を観ただけでも来た甲斐があった。 美術散歩 管理人 とら HP
by cardiacsurgery
| 2007-07-09 18:09
| 浮世絵
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