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若冲展が開かれている相国寺から京都国立近代美術館まではタクシーを使った。かなり強い雨の中、不慣れな土地を歩くのは時間の無駄。なにせ今日は寝坊して9時過ぎに東京を出てきた怠惰な日帰り旅行者としては、京都は午後だけの半日美術散歩だからである。
福田平八郎の回顧展は何回も開かれているが、自分としては初めて。といっても福田の有名な《雨》や《漣》は知悉している。今回は福田の画風はそれなりに変化していることがよく分かった。一時期は彼の具象画の中に近代的な装飾性を加え、さらに抽象性をも取り込もうとし、晩年には野獣派のような強い色彩を持ち込み、あるいはまたゴーギャンやベルナールのような総合手技的な絵画に近づいている。自分の好みとしては、《新雪》や《花の習作》のような穏やかなものが良い。 このあとコレクション・ギャラリーで小企画「福田平八郎と師友たち」を観た。さすが京都画壇である。竹内栖鳳の《春雪》の舟の舳に留る烏、西村五雲の《風薫る》の若い2匹の鹿、池田遥邨の《朧夜》の狐などの動物が印象的だった。これも若冲の遺伝子だろうか。 特集展示「絵画の近代美術」には、有名画家の作品が並んでいた。お気に入りは、ミロの《モニュメントのためのプロジェクト》、ルドンの《イエスとサマリア人》と《若き日の仏陀》、藤田嗣治の《十字架と少女》と《路傍》である。 帰りは地下鉄の東山駅まで歩いた。いつのまにか京都の地下鉄に東西線ができていた。15時発の新幹線に間に合った。HP 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2007-05-26 19:50
| 国内アート
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