日本を祝うーサントリー美術館開館記念展Ⅰ

　東京ミッドタウンに新しいサントリー美術館が開館した。2004年12月30日に古い建物で「ありがとう赤坂見附展」を観てから、本年3月30日の開館まで2年3ヶ月。結構早かったともいえる。大好きな《長崎ちろり》↓にも再会できた。　最後の展覧会の記事はホームページに書いており、最終図録の「Life and Beauty, SUNTORY MUSEUM of ART　サントリー美術館の軌跡と未来」も手元にある。その最終ページには新サントリー美術館の完成予想図が載せられている。

　この最終展覧会にはサントリー美術館のベスト・オブ・ベストたちが出展されていたが、今回の「サントリー美術館　開館記念展Ⅰ－日本を祝う」の第1期にはほとんど同じものが出ていたので、第2期になるのを待って出かけた。　六本木トライアングルというが、なるほど東京ミッドタウンは国立新美術館からは歩いてすぐ。交差点では国立新美術館の「異邦人たちのパリ」展のディスカウント・チケットを配っていた。モネ展に対抗してのことだろうが、こういう競争は良い。大体最近の美術館の入場料は高すぎる。ちょっと前まで1000円が最高だと思っていたら、あっという間に１５００円になってしまった。国内でこれほど上がったものはなかろう。　ビルに入ると変わった仕掛けがある。ツリー・シャワーというアート。一応写真を撮る。肝心の美術館だが、3階から入って一度4階に上り、階段で降りてくる。面倒だが仕方がない。今回の展覧会はなかなか良かった。　詳細は例によってホームページに書いたが、お祝いに画像をいくつか載せる。

　仁阿弥道八《色絵桜楓文透鉢》　　《伊万里　色絵牡丹蝶文捻大皿　古九谷様式》

美術散歩　管理人　とら