西のみやこ 東のみやこー国立歴史民俗博物館

　新日曜美術館のアート・シーンで紹介されていたので、ネットで調べたら、今日が前期の最終日。この展覧会サイトはとても手がこんでいる。拡大画像を見ながら音声説明を聞くことができる。これは携帯端末にダウンロードして歴博に持っていけるが、説明が短すぎるので、そんなことする人はいないだろう。しかし画像（↓）・出展リスト・展覧会ブログは有用！もっともこれらをエンジョイしていたので、スタートが遅くなった。

　千葉県の佐倉だから東京からは遠い。川村美術館や佐倉市美術館には何回も行っているが国立歴史民俗博物館は初めて。京成佐倉駅から歩いてもいけそうだが、時間を節約してバス。　とんでもなく大きい博物館。常設展はパスして、今回の特別展「西のみやこ　東のみやこ」の会場へ。

　京都・江戸・長崎・堺・横浜の屏風・絵図・地図・錦絵などがあふれている。ネットから画像をプリントアウトして持っていったのがよかった。単眼鏡が役立つ。

　お目当ての

■　洛中洛外屏風　甲本（画像：左隻、右隻）
■　洛中洛外屏風　C本（画像：左隻のみ現存）
■　洛中洛外屏風　D本（画像：左隻、右隻）
■　京都名所図屏風（画像：左隻、右隻）
■　江戸図屏風
■　江戸城風景図屏風

は、いずれも素晴らしい。人間や動物が本当に生き生きと描き込まれている。ホームページにやや詳しい感想を書いた。

タッチパネルで屏風の詳細が拡大できるようになっている。これがスグレモノ。相当大きくしてもぼけないのは驚異的である。

　時間がなくなって、長崎・堺・横浜は駆け足になってしまった。ゆっくり観るには3時間はほしい。後期にも30点以上新しいものが出てくる。もう1回・・・？？？

美術散歩　管理人　とら