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レオナルドの《受胎告知》がフィレンツェから来た。題して「レオナルド・ダ・ヴィンチー天才の実像。」イタリアでは日本に移送することに反対もあったという。また大層な保険金をかけてきたともいう。初日から入館者が多数並んでいるとの報道もあった。ということで、出かける日を決めかねていたが、今朝のどしゃぶりの雨を見て決断。「これは日曜日でも空いているのでは・・・」と、急遽上野に向かった。
第1会場は、東博の本館一階中央の部屋。アルペンスキーのヘアピン・カーブ状に続く障壁の間を次第に下りて、《受胎告知》へと近づいていく仕組み。空いているので2段目に立ち止まってゆっくりと観ることができた。ここからだとガラスの反射はまったく感じない。いわゆる2階正面かぶりつき。この画は右側から観るように描かれているとのことで、ちょっと右側に寄って観る。単眼鏡を使って詳細に観る。ウィフィッツィ美術館でもこの画を観ているが、もちろんこれほど時間をかけて観ていない。したがって今回は沢山の発見があった。 例えば、豪華な書見台、これとマリアの左手を被う薄いヴェール、聖書の彩色文字、そしてそのページを押さえるマリアの微妙な手つき。遠くの海、船、建物、また近くの花や床のタイル継ぎ目、そして室内の赤いベッドカバーなど、など。 平成館の第2会場は、かなり混んでいた。いろいろな展示物が限られたスペースに詰め込まれているので、なんとなく集中できない。平成館の半分しか使っていないが、これはやはり両側を使ったゆったりとした環境で見たかった。 その中で、記憶に残っているのは、スフォルファの騎馬像の大きさ、天文時計の美しさ、伝レオナルド・ダ・ヴィンチの《少年のキリスト》のテラコッタ像などである。 この彫像の実物を見るとその美しさに感動する。豊かな髪、理知的な鼻筋、そして深く瞑想する面差しはレオナルドの描いた成人キリストを想起させ、まだふくらみの残っている頬は幼児キリストを思い出させるものであった。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2007-03-25 22:08
| ルネサンス
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