都路華香展＋生々流転：東京国立近代美術館

　都路華香（1871-1931)は京都画壇の幸野楳嶺の弟子であるから、有名な竹内栖鳳と同門である。寡聞にして都路の名前を知らなかったが、1932年以来の本格的回顧展ということなので東京国立美術館に観にいってきた。
　とても迫力のある初期の作品から、技巧的な晩期の作品までじっくり楽しんだ。写生帖が抜群。本当に絵のうまい人なのだ。わが国ではそれほど知られていないがアメリカには熱心な華香コレクターがおられるという。↓はその一つ。ウェイ･コレクションからの里帰り作品《緑波》である。2月14日からは後期で20点近くの入替えがあるようだ。
　感想はホームページに書いた。

(追　加）　同時開催されている横山大観の《生々流転》を観た。40メートルという長い絵巻の陳列に驚いた。 短い記事はここ。

美術散歩　管理人　とら