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柄澤 齊(からさわ ひとし)の名前を知ったのは最近のことである。松涛美術館で開かれた「迷宮+美術館ー コレクター砂盃富男が見た20世紀美術」で非常に印象的な二つの柄澤 齊の作品を観たからである。それは大腿骨にアダムとイヴを描き込んだ《神話B》と裏返しの心臓が載せられているラテン語が書かれた皿《地の皿》であった。
ところが偶然のことに柄澤 齊の初めての回顧展が鎌倉で開かれているという情報を知ったので、なんとか時間を都合して閉展前日に滑り込んだ。「イメージの迷宮に棲む」という形容詞が柄澤の上についている。二つの展覧会は「迷宮」というキーワードを共有しているのである。 観客はそれほど多くないが、拡大鏡を持ってしっかりと観ているような人もいた。彼の得意とする木口木版は黄楊(つげ)の木を輪切りにしたものであるから比較的小さい。それでもそこに細かく彫りこまれている。そのイメージの多くはは独創的・幻想的・文学的で、適当な遊びもある。このような木口版画が所狭しと掛けられている展示室にたたずむと、本当に異次元の世界に連れ込まれた感じがする。 チケットの画像のタイトルは《月蝕》である。その答えは眼にあるらしい。お分かりでしょうか。この作者には《日蝕》という作品もあるが、展示替えのために観られなかった。 コラージュ、モノタイプ、オブジェ、水彩・素描、本の挿絵なども楽しめた。これらを含めホームページに各論を書いた。 図録も素晴らしい。本の装丁・装画も手がけるアーチストだけに、図録そのものがアートである。新作の版画1枚がおまけで付いている。2枚のうちの一つを選ぶのだが、ちょっと迷った末、↓のものにした。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2006-12-24 11:01
| 現代アート(国内)
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