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渋谷区立松涛美術館は家から近い。この展覧会はいつでも観られると思っていたら最終日になってしまった。以前に高崎市立美術館でやっていた時に観にいこうかと思っていたのだが、近くで観られて良かった。
いさはい・とみお氏はユニークな人である。日銀マンだったのだ。そのくせ自分で20世紀アートを制作・評論・蒐集するという三面六臂の阿修羅のような人物だ。 それはともかくこの展覧会は前衛美術の集合である。そして作者の数が多い。メモを取りはじめたらとんでもない数だということが分かった。帰ってきて「20世紀の美術」(美術出版社)の索引を引くと半分以上の作者が載っている。そこでこの砂盃氏は「20世紀美術のウォーキング・ディクショナリー」だったのだと勝手に結論した。 展覧会は4部に分類されていた。第1部は、海外作家のコレクション、第2部は戦争と画家たち、第3部は国内作家のコレクション、そして第4部は砂盃富男の活動である。 第1部で印象深かったのは、ヴォルスの毛の生えた《心臓》と着色された《ミル収容所》、ポスターの画であるサビエの《オスロから来た若い女》、書の影響を受けたアレシンスキーの作品、サム・フランシスのそのほかは青い《上部の黄色》などである。 第2部では、ピカソの《フランコの夢と嘘》、左図のミロのポスター《スペインを救え》、浜田知明の初年兵哀歌ともいうべき《風景》、上野誠の原爆の像《火の中の鳩》などが良かった。 第3部では、金子真珠郎の《Phase》、草間弥生の大きな点描《野に忘れた帽子》、小山田二郎の《鳥女》、柄澤斉の大腿骨にアダムとイヴを描き込んだ《神話B》と裏返しの心臓が載せられているラテン語が書かれた皿《地の皿》に注目した。 第4部の砂盃富男の作品としては《煌く森の炎》が良かった。また彼がクリスト/ ジャンヌ・クロードの梱包藝術の紹介者であったことも初めて知った。 勉強のために、全画家の説明のあるサイトへのリンクをホームページに載せることにする。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2006-12-11 21:01
| アート一般
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