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奈良国立博物館には初めて訪れ、平常展を観た。
有名な法隆寺の金堂四天王像のうちの《多聞天立像》も展示されていた(画像左)。7世紀半ば、飛鳥時代のもの。 このように百済観音と同時期の国宝が何気なく平常展に展示されているところに奈良国立博物館の凄さがある。 この多聞天はなにげなくすっきりと立っており、すこぶる簡素である。後代の多聞天は悪い邪鬼を踏みつけているが、この仏像ではイタズラそうに首を持ち上げた天邪鬼である。 「注目の逸品」コーナ-には、《兜跋毘沙門天立像》が出ていた(画像右)。これは館蔵の重文。平安時代(11世紀)の彩色像で、なかなかの出来栄えである。仏像は大きすぎても小さすぎても異物感があるが、この像高は164 cmであるから人間並みの大きさで親しみやすい。 通形の毘沙門天は邪気を踏んでいるが、兜跋毘沙門天は地天女が下から支えているのですぐに分かる。東京国立博物館の「仏像展」にも藤里毘沙門堂のものが出品されていた。 この仏像は、鳳凰を現した宝冠をかぶり、特殊な外套のような服をまとい、腕には海老籠手、脛には脛当を付けている。 すぐお隣の興福寺からも国宝の脱活乾漆立像3体と行賀坐像が来ていた。 また光背だけを集めたコーナーがあり、驚いた。とくに当麻寺の《木造光背》は素晴らしい色彩が残っていた(画像右)。 ホームページにも書きました。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2006-12-08 15:10
| 仏像
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