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2004年興福寺国宝展で観ることが出来なかったホトケサマだけに御会いするつもりだったが、再会を果たした仏像の前からも去りがたかった。ここでは初めてお会いしたと思われる2体についてだけメモしておく。国宝館の詳細はホームページ①に、東金堂についてはホームページ②に書きました。
1.仏頭 (白鳳時代、685年) もとは滅亡した蘇我氏を追慕する飛鳥の山田寺の本尊である金銅の丈六薬師如来像。1187年に興福寺の僧に奪われて東金堂の本尊となった。1411年の火災で完全に失われたとされていたが、1937年に現在の本尊の台座の中から頭部だけが発見された。 このように数奇な運命をたどった仏頭は以前から是非観たいと思っていた。興福寺国宝展では東京には巡回しなかったので、今回が初対面である。 想像していたより大きく、また単純化された曲線・曲面で構成されているためか、表情が柔和であった。火災のため左半面がゆがみ、左耳もなくなっているが、切れ長の目とふくよかな頬を持つ若く凛々しい容貌を止めている。白鳳時代の若者のエネルギーを具現しているように思われた。 2.阿修羅 (天平時代、734年) わが国でもっとも人気のある仏像のひとつ。前回は何時お目にかかったか忘れている。修学旅行の時かもしれない。 釈迦の請願を守護する八部衆の一人だが、昔は悪鬼だったとのこと。 像は三面六臂、上半身は裸である。顔は正面は眉をひそめた深刻な表情であるが、左右の面はいたって無表情な少年のような顔つき。余分な筋肉がそぎ落とされ、広く伸びた4本の腕と合掌した2本の腕はこの像に素晴らしい空間性を与えている。 「はりぼて」のような乾漆像で軽いため火災の際にも持ち出され、助かったのであろう。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2006-12-06 20:52
| 仏像
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