記事ランキング
ブログパーツ
最新のトラックバック
外部リンク
以前の記事
2021年 01月 2020年 11月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 more... カテゴリ
全体
国外アート 西洋中世美術 ルネサンス バロック 印象派 印象派後期 現代アート(国外) 東洋アート 仏像 国内アート 江戸絵画(浮世絵以外) 浮世絵 近代日本美術 戦争画 現代アート(国内) アート一般 書籍 音楽 映画・写真 講演会 北海道の鈴 東北の鈴 関東の鈴 中部の鈴 関西の鈴 中四国の鈴 九州の鈴 ヨーロッパのベル アジアのベル アメリカのベル オーストラリアのベル 未分類 フォロー中のブログ
検索
その他のジャンル
ファン
ブログジャンル
画像一覧
|
「仏像展」後期が始まっている。お目当ては国宝《十一面観音菩薩立像》(滋賀・向源寺蔵)である。
これは、織田信長に攻められた時に村人が地中に埋めて隠したという仏像である。知人にその地の出身者がいるが、子供の頃は地元民が当番でお花を添えたりしたという。それだけ愛されてきたホトケサマなのである。今回の初めての東京行きを地元の人は心から喜んでいるとのことである。 どの方向からみてもさすがに素晴らしい。近くで見ても遠くで見ても整っている。下から見上げると神々しいばかりである。巨大な頭上面7面と、両脇と後方に3面を表し、本面と合わせて11面となる。 腰を捻った官能的な姿態、衣文の鋭い表現や細部まで完璧な彫技は、日本の仏教彫刻を代表する仏像である。この仏像の周りに30分以上いた。単眼鏡で頂上仏面や化仏をしっかりと観察した。 頂上仏面は通常は如来面であるがこれは宝冠のようなものをかぶった菩薩面である。前は菩薩面、右が牙をみせた狗牙上出面、左が忿怒面、そして後1面が大笑面。いずれも面白いがとくに後面は愉快そうに大笑いしている。他の十一面観音も後ろに回って単眼鏡で観察したが、これほどの大笑いのものはなかった。 天冠台、三道(首の皺)、耳とう(イヤリング)、瓔珞(ネックレス)、垂髪、水瓶、条帛(肩帯)、天衣、裳、台座のどれを取っても完璧だった。 前期ブログはここ、後期ホームページはここ。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2006-11-10 19:31
| 仏像
|
ファン申請 |
||