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一木造りの名宝。140余 東京に集結!!というキャッチフレーズの展覧会。
上野駅で入場券を買ったが、ダリ展は1時間待ちというお知らせが出ている。歩いていくとミイラ展も長い行列。仏像展はさすがに玄人筋が多いらしく、それほど混んでいない。しかし若い人も結構大勢観ていたようだった。たのもしい。 中国では白檀で作られているらしいが、わが国では初期にはカヤを使ったものが多い。 下図は国宝《菩薩半跏像(伝如意輪観音)》ー京都・宝菩提院願徳寺蔵 軟らかで自然な衣文。中国的な顔。二重瞼で切れ長な眼。単眼鏡でみると瞳に黒い珠を嵌め、下内側を見つめている。仏像全体が金色に輝いているような錯覚に陥る。 現在は美術品として見ているが、祈りの対象のお寺の仏像としてはなんともいえず有難いものだったのだろう。国宝や重要文化財ばかりである。 これに対して、円空仏と木喰仏は民衆を対象にし、笑みを浮かべたホトケサマ。重文などにはまったく縁がない。一つの木からいくつもの仏像が作られたようだ。下図は木喰の《三十三観音菩薩像 および 行基菩薩・大黒天像》の中央の3体。新潟・小栗山木喰観音堂蔵。 86歳の木喰が、24日間でいちょうの大木から造ったと伝えられている。 平成館を出て、本館の仏像室(11室)を覗いてみた。いつもと違いかなりの観客。ここにも一木彫の仏像があった。 さらに東洋館に足をのばして、インド・パキスタン・アフガニスタン・西域諸国・中国・韓国さらにタイ・インドネシアの仏像と比較してみた。外国では石像が多いのに、わが国はもっぱら木像。木の文化に加えて、木に対する信仰心も関係しているのだろう。 ホームページに追加記事を書いた。「ギョッとする仏像」の記事もあります。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2006-10-08 19:06
| 関東の鈴
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