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ゴッホの《アザミの花》に久し振りにお目にかかった。
1890年、サンレミで描いたというこの小品は本当に美しい。 この頃には、パリ時代に描いたような静物画何点もがあるが、その中ではこの画はもっとも静謐な感じがする。アルルの忌まわしい思い出から回復しつつあることが読み取れるのではあるまいか。 花瓶の朱褐色、アザミの花の薄青紫に乗せられている白のハイライト、深緑の元気な葉の中に黄ばんだ枯葉も描かれている。ゴッホの不安定な精神状態の象徴だろうか。 しかし、何といっても美しいのは背景と机の淡い緑の混ざった空色である。そんなことはあるはずもないのだが、遠くからみると透明な感じがするくらいである。 この一点をゆっくりと、それも美術好きの仲間と賞賛しながら鑑賞できたことは昨日の最大の収穫だった。その後の仲間との二次会?も盛り上がった。 (追加)上記の色をカラー・チャートで調べてみると、花白緑(はなびゃくろく)と瓶覗き(かめのぞき)が近いという気がします。しかしいずれもぴったりではなく、この中間色のような気がします。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2006-02-19 11:14
| 印象派後期
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