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昨日のブログに初夢のことを書いた。その文章は、昨年の北斎展の図録でも枕にして寝れば、おめでたい富士山の夢でも見られたかもしれないということで終わっている。ところが今朝の朝日新聞を見ると、やはり初夢のことにふれられており、「葛飾北斎ー富嶽三十六景展」が江戸東京博物館で開かれていることが書かれていた。そこで急いで両国に出かけた。幸運にも、一番乗りで北斎の富嶽三十六景の前に立つことができた。東京国立博物館の北斎展に比べ、照明はは明るいが、ちょっと遠い。 #1の神奈川沖浪裏は、残念ながら空が黒ずんでいる。METのものは非常にきれいで雲まで見えていたが、それに比べ汚れが激しい。東博のものもちょっと汚れていたが、これよりはましであった。 #2の凱風快晴は、赤味が強く東博のものと同様に、後摺りであることは明白であった。ギメやケルンの初摺りとは比べるべくもない。 #3の山下白雨の稲妻の色はホノルルのもの(下掲の画像)と同じく鮮やかな朱である。その点ではシカゴのものより優れているような気がした。 ![]() 甲州石班沢については、漁師の乗っている岩の若草色が美しく、山間の沢であることがはっきりしていた。METのものは岩も青く、一見すると海に突き出た岩に乗っているようにもとれたが、これは江戸博のものが断然優れている。 皆さん、これは一見の価値があります!!! 三十六景のみならず、四十六景までずらりと並んでいる様は豪快である。通覧すると、#1,#2, #3と、#44, #45, #46には、特に力が入っていることが見て取れた。もう1度最初に戻って観なおしてみたが、やはり素晴らしかった。北斎は天才である。ドビュッシーやゴッホが影響を受けたのも当然である 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2006-01-03 20:23
| 浮世絵
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