16世紀のキリシタン信仰画 ＠澤田美喜記念館

2018年11月19日（月）の朝日新聞朝刊に、「神奈川県大磯町の澤田美喜記念館に収蔵されていた出所不明のキリシタンの信仰画が、16世紀末の安土桃山期の作品の可能性が高い」との記事が載っていた。

「これは和紙に墨で描かれた巻物で、縦22cm、横約320cm。《受胎告知》、《受難》、《聖母の戴冠》など15の場面がある」とも述べられていた。

朝日新聞に載っている画像（8場面）については、以下のように考えてみた（↓：クリックで拡大）。ちなみに、「朝日新聞デジタル」の画像（7場面）は（↓）である。この巻物は、「パウロ」という洗礼名の信者が西暦1592年に作ったとみることができるとのことである。

放射性炭素を用いた年代測定では、1556～1633年に作られた紙を使用しているとの結果がでたとも書かれていた。

美術散歩　管理人　とら