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【参考ブログ】 1.国宝 土偶展 @東京国立博物館 こちら 2.日本美術の流れ @東京国立美術館 こちら 3.火焔型土器のデザインと機能 @國學院大學博物館 こちら 4.縄文”美”の発見 @日曜美術館 こちら 5.縄文展 @ぶらぶら美術館・博物館 ここ ・縄文時代は約1万年前から、約1万年間続いた ・寒い旧石器時代から温かい縄文時代になった ・狩猟・漁労・採集など安定した定住生活を送るようになった ・縄文時代は草創期・早期・前期・中期・後期・晩期に6分類される 2.縄文人の生活 ・重文「鹿角製釣針」宮城県石巻市沼津貝塚 縄文晩期 お出掛け用ポシェット ・日隆起線文土器 青森県六ケ所村 表館遺跡 縄文草創期 土器の底がとがっているのは、石で支えたり灰に挿して使うから ① 黒=重文「注口土器」茨城県稲敷市椎塚貝塚 縄文後期 この地域には縄文時代中期に翡翠の原石とともに残滓を含む剥片類や未完成品、そして加工具などが出土する原産地遺跡が数多く確認されている。 本例は、恐らく特定の原産地ないし製作遺跡から完成品として持ち込まれたもので、斧形をなし、丹念に磨かれ、上部に穿孔されている。 本例を含めたいわゆる硬玉製大珠は人骨との伴出事例から、用途は胸飾りとして考えられている。硬玉製大珠は鰹節形のものが一般的で、本例は斧形をなす極めて希少な例である。 翡翠(ひすい):日本海沿岸(北陸)⇒全国 ・《仮面の女神》 長野県茅野市 中ッ原遺跡 縄文後期 ・《縄文のヴィーナス》 長野県茅野市 棚畑遺跡 縄文中期 ・《中空土偶》 北海道函館市 著保内野遺跡 縄文後期 ・《合掌土偶》 青森県八戸市 風張Ⅰ遺跡 縄文後期 ・《縄文の女神》 山形県舟形 町西ノ前遺跡 縄文中期 ・土偶《仮面の女神》↓右 茅野市中ッ原遺跡 茅野市尖石縄文考古館 ・重文「遮光器土偶」青森県つがる市木造亀ヶ岡遺跡出土: 国宝になっていないのは、この土偶が明治に発見されたもので、どういった状態で発見されたかよく分かっていないため ・重文「猪形土偶」青森県弘前市汁腰内2遺跡出土 強さに対する畏れや憧れ、多産への願いを形にした動物の土偶は写実的に作られているが、リアルな人型の土偶は造られなかった (※)岡本太郎と縄文 京都造形芸術大学非常勤講師 石井 匠 縄文文化というと、今では誰もが疑うことなく日本文化の源流だと思っている。ところが、つい50年前までは日本美術史に縄文は存在しなかった。縄文の美を再発見し、日本美術史を書き換えたのは故・岡本太郎である。というと、嘘のような話に聞えるかもしれないが、それまで、縄文について美術的な視点からの発言は誰もしていなく、太郎が1952年に『みずゑ』誌上で「四次元との対話――縄文土器論」を発表するまで、縄文土器や土偶は美術品ではなく工芸品という扱いを受けていた。 岡本太郎と縄文の出会いは、1951年秋、東京国立博物館の一室。考古学の遺物として陳列されていた異様な形の縄文土器(深鉢式土器 伊都市宮ノ森出土 東博蔵)に偶然出くわして、彼はこう叫んだ。「なんだこれは!」 手持ちのカメラで熱心に撮影し、「日本の伝統」に「快感が血管の中を駆け巡り、モリモリ力が溢れ、吹きおこるのを覚えた」と書いている。 岡本太郎はパリのソルボンヌ大学で、フランス民族学の父とも称されるマルセル・モース門下で民族学を修めており、芸術家であり民族学者でもある太郎が、火焔土器の写真を載せた「縄文土器論」で提示したのは、考古学的な解釈ではなく、縄文土器の造形美、四次元的な空間性、そして、縄文人の宇宙観を土台とした社会学的、哲学的な解釈である。 それが結果的に各方面に大きな衝撃を与え、建築やデザイン界を中心に縄文ブームがわきおこった。そして、弥生土器や埴輪を始まりとする「正統な」日本の伝統をくつがえし、以後、原始美術として縄文土器は美術書の巻頭を飾るようになり、日本美術史が書き換えられたのだ。今に続く縄文ブームの火付け役は、故・岡本太郎なのである。 (※※)重文「人形装飾付有孔鍔付土器」山梨県南アルプス市 鋳物師屋遺跡出土 山梨・南アルプス市教育委員会蔵。これは、かわいい人形が人目をひく土器。このように、土器に人や動物を表現することによって、単なる容器ではなく、「祈りの道具」としての役割を担った。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2018-08-08 12:10
| 国内アート
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