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シャインマスカット 岡山県津山 種なし
![]() 安芸21号(スチューベンxマスカット・オブ・アレキサンドリア) X 白南(カッタークルーガンx甲斐路) ![]() ![]() 農研機構が育成した人気のブドウ「シャインマスカット」の苗木を、中国の業者が無断で生産、販売している疑いが出ている。中国での「品種登録の出願」を期限内にしなかったため、有効な対抗策がない。イチゴなど他の国内育成品種でも同様の問題が起きている。日本の農産物輸出に影響しかねず、海外の品種登録促進など知的財産戦略が課題となっている。 シャインマスカットを育成した農研機構は品種登録をしなかった理由は「輸出は考慮していなかったから」としているが、「海外流出」をまったく想定していなかったわけではなかろう。 過去にもカーネーション、サクランボ、イチゴなどの流出問題があるので、そのリスクは知っていたのではあるまいか。問題は「意識の欠落」ではなく、「出願のハードルの高さ」の方だと思われる。 10年という長い「品種登録期間」に加え、年間数十万円という高額な「審査料」を国ごとに払うことが問題である。 したがって、「輸出を想定していないから、時間もお金もかかる品種登録は出願しない」という今回の判断はそれほどは責められないだろう。このように高い「品種登録のハードル」は「海外流出防止策」とはなっていないからである。 「食味極上」「品質抜群」――。中国の苗木業者が「日本の品種『陽光玖瑰(shine Muscat)』」としてこう宣伝する。インターネット上では複数の業者が苗木を販売。さらに現地報道では、広西チワン自治区が昨年7月、試験栽培に成功するなど今後栽培が広がる兆しもある。高級果実として現地の消費者の人気も高い。 このような海外流出を防ぐ手段としては「品種登録」ではなく、「ブランディング」が良い。流出しても効果が薄いようにすればいいのだろう。どこの国にも、安ければ偽物でもいいという考え方をする人もいるし、やはり本物がほしいという人もいる。中国でもそうだろう。彼らが日本のフルーツの質の高さを心底理解できるように、こちらから積極的に彼らの口に入るようにマーケティングをするのが良いのではないか。 そうなると、一部の中国人は中国産ではなく日本産のシャインマスカットを買い続けると思う。なぜなら彼らは「シャインマスカットが食べたい」のではなく、「高品質の日本産のシャインマスカット」が食べたいのだからである。それは日本の銀座にやってきて、ルイヴィトンやエルメスを買って帰る中国人が少なくないのと同じだと思う。 美術散歩 管理人 とら
by cardiacsurgery
| 2018-07-21 12:55
| アート一般
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