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第1章 近代画の源流 ・クロード・ロラン《エウロペの掠奪》1655年 フェニキアの王女エウロペの美貌に心奪われたゼウスは、白くて美しい雄牛に姿を変えて、王女を誘惑。エウロペは雄牛を撫で、背に腰掛けると猛烈な勢いでクレタ島に連れていかれる。ロランは、この神話を海景画を描くために利用している。 ・ジュール・コワニエ / ジャック・レイモン・ブラスカサ《牛のいる風景》19世紀前半 二人はイタリアに長期滞在したフランス人画家。プラスカスは動物画家として名を成したが、風景画は苦手だった。風景描写はコワニエに任せて、作品の質を担保している。 ・ギュスターヴ・クールベ《水車小屋》1864年頃‐1870年半ば 共和主義を支持する画家クールベが自然の持つエネルギーに敬意を払って描いた作品。描かれているのはフランス東部の村オルナンを貫くルー川で、その上流域に水車小屋がある。 ・ピエール=オーギュスト・ルノワール《庭にて、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの木陰》1874年 これは有名な《ムーラン・ド・ギャレットの舞踏会》の準備段階で描かれた作品である。青いストライプのドレスを着た女性は、両作品に描かれているが、ルノワールのお気に入りのモデル「二二」。その後ろから顔を覗かせる男性は「モネ」とのこと。この作品は、後述の《草上の昼食》の失敗に凝りて「戸外制作」後に、「アトリエでの手直し」が行わてたのである。 ・クロード・モネ《草上の昼食》1866年 当初の《草上の昼食》は、サロンに送るための大作でとして着手された意欲作であったが、完成することなく断片がオルセー美術館に残されている。プーシキン美術館の作品は、大作の実現が叶わなかっと時に、再び手を加えて完成させたとも考えられるが、その詳細についてはブログに書いたので、こちらを参照されたい。 ・ポール・セザンヌ《庭園の木々》1885-87年 描かれてのは、セザンヌ家の別荘庭園。丁寧に筆致が並べられた木々の葉は風にそよぐ揺れを感じさせ、軽やかな雲の動きもゆったりとした動きを感じさせる。しかし、同時に印象派を離れ、セザンヌ独自の堅牢な構成への志向も認められる。 ・ポール・ゴーガン《マタモエ、孔雀のいる風景》1892年 最初のタヒチ滞在時の作品。山や地面には不定形の鮮やかな色面が連なり、幻想的な熱帯の風景が生み出されている、パンダナスの葉で覆われた小屋、伸びたココナツの樹、半裸で斧を振るう男性(ゴーガン自身)、孔雀など異国的なモチーフが配されている。「マタモエ」とは「死」を意味している。
by cardiacsurgery
| 2018-07-07 08:27
| 国外アート
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