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東京ステーションギャラリーのある千代田区は、出版・印刷業が集積した全国有数の街として発展してきた。
千代田区九段南にある出版社・龍星閣は、高村光太郎の『智恵子抄』の版元として知られているが、戦後、竹久夢二の画集を次々と出版し、第二次夢二ブームを牽引した存在でもある。 本展は、夢二の著作や画集の出版のために龍星閣の創業者・澤田伊四郎が収集した1200点を超える膨大な夢二コレクションが千代田区に寄贈されたことを記念して、その精華を紹介する展覧会である。 展覧会の構成 第1章:夢二の若き日々の検証 第2章:出版や印刷・版画などを中心にした夢二の仕事 第3章:音楽や楽譜にまつわる仕事 第4章:夢二の自伝小説『出帆』原画、夢二没後の龍星閣による出版活動 第1章 夢二のはじまり 若かりし学生時代、夢二は新聞、雑誌に絵や詩を投書して糊口を凌いでいた。転機となったのは、明治38(1905)年6月に『中学世界』夏期増刊「青年傑作集」へ投書したコマ絵「筒井筒」の第一賞入選、そして明治42(1909)年の『夢二画集 春の巻』の刊行。 本展では、早稲田実業学校に在学中に制作した肉筆の画文集『揺籃(ようらん)』を初公開し、若き日の夢二の姿を紹介すると同時に、初期の作例を通して、どのように画家として歩み始めたのか、夢二の原点に迫る。 見どころ① 初公開! 夢二青年期の試作 『揺籃』は明治36(1903)年に制作された、外国文学の翻案や創作、さらに数点の挿絵を含む手書きの冊子。推敲の跡も生々しいこの試作からは、20歳の夢二の豊かな才能と、自分の創作を世に問いたいという強い願望を感じとることができる。 第2章 可愛いもの、美しいもの 大正3(1914)年10月、日本橋呉服町に「港屋絵草紙店」が開店。 夢二が正式に結婚した唯一の女性・岸たまきが主人を務めた港屋は、夢二がデザインした千代紙、便箋や封筒、半襟などを販売するブランドショップだった。また、恩地孝四郎や田中恭吉ら若い芸術家たちが集い、作品を発表できるギャラリーとしても機能した。 見どころ② 夢二の全貌を感じる500点超の展示品 夢二の創作活動は、出版と深い関わりをもっていた。本展では、過去最大級の500点を超える展示品によって、夢二の多彩な活動をさまざまな角度から紹介する。 ・「得度の日」桜咲く国紅桃の巻』口絵 明治45年(1912) 夢二は数多くの楽譜の表紙を描いている。代表的なのは、セノオ音楽出版社より発刊されたセノオ楽譜で、日本や世界各国の楽曲のイメージをさまざまなジャンルの要素を取り入れたデザインで表現た。夢二は自ら作詞を手がけた「宵待草」のほか270点余りの楽譜で、いわばジャケットを任されています。また、夢二は童謡の楽譜にも積極的に参加した。この章では、夢二が描いた大正時代の豊かな音楽の世界が紹介されている。 昭和2(1927)年に都新聞で連載された『出帆(しゅっぱん)』は、夢二の半生を綴った自伝小説。挿絵には、彼の愛した女性たちや彼女たちと訪れた風景、あるいは抽象的な心理描写などが水墨で描かれている。 見どころ③ 初公開! 自伝小説『出帆』挿絵原画 発表当時大きな話題となった『出帆』には、134点の挿絵が付けられた。本展では、この挿絵原画全点を一堂に初公開する。この時代の小説で、挿絵原画がすべて残されているのはたいへん珍しい。夢二円熟期の傑作挿絵を存分に堪能することができる。 【参照】夢路関連ブログ・ホームページ ◆夢二郷土美術館 一部の作品は天満屋に貸し出されいたが、やはり大元の夢二郷土美術館を見逃すわけには行かない。夢二は岡山出身であり、その放浪の人生の歴史がこの美術館に刻まれている。ちょうど夢二の挿絵「凝視」が展示されていた。(1992.10a) ◆大正イマジュリーの世界 @松涛美術館 竹久夢二は大正を代表する抒情派。チラシ表紙に使われていた楽譜表紙『汝が碧き眼を開け』↓がベスト。三越のPR誌の《涼しき装い》がセカンド・ベスト。肉筆色紙《山》はこの画家のものとは思えない味がある。 竹久夢二のモダンとおんな:竹久も三番目の妻「お葉」と宇田川町に住んでいた。夢二がお葉に宛てた手紙が出ていたので読んでみた。優しい言葉と美しい字だった。最後に三円送るという所帯じみた言葉があった。夢二が作詞した「宵待草」の楽譜の女性は↓
by cardiacsurgery
| 2018-05-19 11:08
| 近代日本美術
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